
ドジャースは26日(日本時間27日)、ジャイアンツからフリーエージェント(FA)となっていたブレイク・スネル投手の獲得に合意したと現地メディアが伝えた。
過去2度サイ・ヤング賞を獲得した左腕の加入により底上げに成功したドジャースの先発だが、地元メディアはさらなる戦力補強と来季のローテについて見通しを立てている。
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■「野球界最高の先発投手」
スネルはジャイアンツでプレーした2024年は序盤こそ不調や負傷離脱で出遅れたものの、後半戦は8月2日(同8月3日)のレッズ戦でノーヒットノーランを達成し、12度の先発で防御率1.45を記録するなどシーズン通算では5勝3敗、防御率3.12と巻き返した。
2018年、23年のサイ・ヤング賞投手の確保により一気に厚みを増したドジャースの先発陣。現地メディア『ドジャース・ネーション』は来季のローテーションを「間違いなく野球界最高の先発投手」と称賛しており、「スネル、ヨシノブ・ヤマモト、タイラー・グラスノー、ショウヘイ・オオタニはいずれもエースで、4人全員が2025年以降ドジャースの先発を率いる」と大谷翔平投手も復帰予定の先発陣について太鼓判を押している。
さらに、記事内では5人目以降の先発候補についても言及。ダスティン・メイ投手やボビー・ミラー投手、再契約の可能性を残しているクレイトン・カーショウ投手らの存在を挙げつつ、日本から米移籍を目指す逸材についてもコメント。「ドジャースは日本のスーパースター、ロウキ・ササキと契約する最有力候補」と佐々木朗希投手の獲得についても可能性を述べている。
一方で、スネルの獲得や佐々木を狙うことによる先発の人員整理の必要性についても述べられており、『MLBネットワーク』のジョン・モロシ記者の言葉を引用する形で、「確実ではないが、おそらくウォーカー・ビューラーとジャック・フラハティは戻ってこない」とし、「フラハティとビューラーがスネルとオオタニに交換される形だ」と来季の陣容をまとめている。
スネル、大谷、山本、グラスノーとエース級が揃う形になったドジャースの先発陣。2025年に向けて佐々木も新たに加わり、強力ローテを形成することになるのか。
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