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2024年シーズンに4年ぶりの世界一に輝いたドジャースは、ジャイアンツからフリーエージェント(FA)となったブレイク・スネル投手の獲得に成功し、シーズン途中にトレードで加入したトミー・エドマン外野手と5年契約で延長するなど、積極的な動きを見せている。
そんな王者の次なる補強戦略についてMLB公式が言及。日本から米挑戦を狙う右腕の獲得を示唆している。
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■大谷、山本らと夢のローテ結成か
ドジャースは3日(日本時間4日)にスネルの入団会見を行い、2度のサイ・ヤング賞の実績を持つ左腕獲得に成功。来季は大谷翔平投手の復帰が予定されており、山本由伸投手、タイラー・グラスノー投手と組む先発ローテーションは一気に厚みを増した。
そんなドジャースについてMLB公式のフアン・トリビオ記者が「今オフシーズンのドジャースの次なる目標は?」と題した記事を掲載。順調にチーム補強を進めるドジャースの次なる一手を予想している。
記事内では、「オフシーズンにドジャースにとって最も必要だったのは先発投手だった」とスネルの獲得が大きかったと記され、「ドジャースはヨシノブ・ヤマモトとショウヘイ・オオタニを補うために6人のローテーションにする可能性が高く、チームは実績のあるもうひとりの選手を獲得することで恩恵を受ける可能性がある」と日本人投手をスムーズに回すため、先発ローテをさらに厚くする可能性に触れている。
トニー・ゴンソリン投手やダスティン・メイ投手といった復帰予定の怪我人とともに名前が挙がったのがロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を狙う佐々木朗希投手。かねてよりドジャースからの関心は伝えられている。
記事では「ドジャースとは何年も前から噂になっている日本の天才、ロウキ・ササキは今冬、日本を離れる予定だ」と米挑戦について切り出すと、「ササキには多くの獲得希望球団があるが、ドジャースは最有力候補である」と断言。「彼らがこの日本人右腕を獲得できればさらによくなるだろう」と強力ローテの完成に向けて希望を述べている。
スネルを獲得し一気に厚みを増したドジャースの先発陣だが、手を緩めることなく日本の逸材である佐々木の獲得にこぎつけるのか。
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