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米スポーツメディア『ブリーチャー・レポート』は4日(日本時間5日)、「2025年の先発ローテーション予想・第1弾」と題して記事を公開。今オフのこれまでの動き、今後の予想を加味して全30球団の来季先発陣を予想した。海外フリーエージェント(FA)権を行使し、メジャー挑戦を表明している巨人・菅野智之投手は、レッドソックスの4番手に挙げられた。
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■佐々木朗希よりもカーショーか
大物左腕ブレイク・スネル投手を獲得したドジャースの来季ローテについて、『ブリーチャー・レポート』は6人制を予想。「ドジャースのブランドン・ゴームズGM氏は、来季6人制ローテを採用することは『妥当な賭け』だと述べた。これにより、選手たちの健康が維持され、ショウヘイ・オオタニ(大谷翔平)がマウンドでの仕事に徐々に復帰できるようになるはずだ」と指摘した。
その上で6人の顔ぶれを紹介。1番手にタイラー・グラスノー、2番手にスネル、3番手に山本由伸、4番手に大谷、5番手にトニー・ゴンソリン、そして6番手にクレイトン・カーショーを挙げた。
獲得が噂される佐々木朗希投手については、ターゲットと認めつつも「現時点ではカーショーがもう1年投げることを決断すれば、彼との再契約が最も現実的な選択肢」とし、まずは大エースの確保が優先されると主張した。
■クロシェの新天地もレ軍と予想
注目はレッドソックスか。同メディアは2番手としてトレード市場をにぎわすギャレット・クロシェ投手(ホワイトソックス)の名前を挙げ、4番手に菅野を指名。「クロシェ獲得という大型トレードを実現させ、さらに過去にも関連が噂された日本のベテラン、トモユキ・スガノに賭けることは必要であり、大きな強化となる」と訴えた。
そのほかの日本勢では、カブスの今永昇太投手、エンゼルスの菊池雄星投手がともに1番手、メッツの千賀滉大投手が2番手、パドレスのダルビッシュ有投手が3番手となっている。タイガースの前田健太投手は、先発ローテ入りをうかがうという位置付け。佐々木のほか、阪神・青柳晃洋投手、中日・小笠原慎之介投手もメジャー挑戦を表明しており、彼らが来季のローテに加わる可能性もある。日本人投手の活躍も見所となるはずだ。
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