
今季、4年ぶり8回目の世界一に輝いたドジャース。4日(日本時間5日)には、球団公式ブログが「2024年のドジャース、もっとも試合を変えたヒット10本」と題した記事を公開。米データサイト算出の「勝利確率」が大きく変動したプレーベスト10を発表した。
トップには、現在FAのテオスカー・ヘルナンデス外野手が選出されている。
◆争奪戦のソトが「チームを除外するプロセスを開始」 “外野手不足”のド軍は「T・ヘルナンデスを引き留める可能性」
■フリーマンの満塁弾を抑えてトップに
The Dodgers need to extend Teoscar Hernández the second this game ends.
Teo comes through when it matters most, a 3-run homer in the 9th 🔥
🎥: @SportsNetLA pic.twitter.com/Rr2Ljb9umr
— Dodgers Nation (@DodgersNation) June 19, 2024
記事では、米データサイト『Baseball Reference』が算出した「WPA(Win Probability Added:勝率加算)」という指標にフォーカス。WPAとは、試合における勝率の変化を測定した統計指標で、特定のプレーが結果にどれだけの影響を与えたかを示すものだ。
今季のドジャースでWPAがもっとも大きく変動したプレーが、6月18日(同19日)のロッキーズ戦で飛び出したテオスカーの決勝3ラン。 5点ビハインドで迎えた9回表にドジャース打線が奮起し、ジェイソン・ヘイワード外野手の満塁本塁打で1点差に迫ると、大谷翔平投手が左前打で出塁。フレディ・フリーマン内野手が四球で歩き、テオスカーが値千金の逆転3ランを右翼スタンドへと叩き込んだ。
ドジャースの球団公式ブログによると、9回2死から飛び出したテオスカーの一発は今季チームトップのWPA「0.759(75.9%)」をマーク。「球団史上最高の逆転劇のひとつ」と絶賛した。2位には、ワールドシリーズ第1戦でフリーマンが放った逆転サヨナラ満塁本塁打がランクイン。こちらはWPA「0.733(73.3%)」となっている。
現在FAで、ドジャースとの再契約が期待されるテオスカー。来季以降もその雄姿を見ることができるだろうか。
◆ヤンキース、ソトを逃した場合の補強プランが超豪華 大物左腕フリードとトップ遊撃手アダメスのダブル獲りに照準か