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「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」は7日、神奈川県の平塚総合体育館にて行われ、木下アビエル神奈川はトップおとめピンポンズ名古屋と対戦。ゲームカウント4ー0で勝利した。
◆平野美宇、勝率“100%”キープで3部門トップの好スタッツ コーチ不在の環境も「甘えがなく卓球に向き合えている」
■充実のパフォーマンスでけん引
2番手のシングルスに起用され、充実のパフォーマンスを見せたのが平野美宇。南波侑里香との戦いでは第1ゲームに5連続ポイントを奪うなど中盤に試合を動かし、第2ゲームも7-1リードの序盤を活かして圧倒。第3ゲームは10-10の接戦にもつれたものの、土壇場でポイントを奪い切りストレート勝利を決めた。
張本美和と並んで今季のシングルスでの成績を9勝0敗とした平野だが、試合後に中澤鋭監督が評価したのが練習中に見せる自主性。「今までは担当コーチがいるなかで話をしてやっていたんですけど、最近は担当コーチがいなくてもほとんど自分で考える」と変化を明かした指揮官は、「練習中の基本的に大きな方針は決めている」としつつも、「今は自分でやりたい強化がある時にやる。そういうところは成長している」と取り組む姿勢を称賛した。
平野は2度目の出場となったパリ五輪後も、WTTの国際大会やアジア選手権などに精力的に出場を続ける。「まだまだ期待できるんじゃないかと思います」と中澤監督が語ったように、日々の卓球に対しての取り組みと真摯な姿勢をTリーグの舞台でも見せつけた。
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