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ヤンキースは10日(日本時間11日)、ブレーブスからフリーエージェント(FA)となっていたマックス・フリード投手と合意。米複数のメディアが報じた。
今季11勝を挙げていたローテーション左腕の確保に成功したヤンキース。MLB公式は次のターゲットにも言及している。
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■カ軍のアレナドもプランBとして候補に
2024年シーズンに逃した世界一奪還に向けて補強に動くヤンキースは、ブレーブスからFAとなっていたフリードと合意に至ったと伝えられた。契約は8年総額2億1800万ドル(約331億円)とされ、左腕としては史上最高額となる。
次にヤンキースが動くのは中軸を打てる野手の確保。今オフ最大の注目銘柄だったフアン・ソト外野手がメッツと合意に至ったことにより、アーロン・ジャッジ外野手に次ぐスラッガーの獲得が優先事項となってきた。
MLB公式が言及したのが一塁手の獲得で、候補としてメッツからFAのピート・アロンソ内野手とダイヤモンドバックスからFAのクリスチャン・ウォーカー内野手がリスト入り。
今季26本塁打を放ち守備にも定評される33歳を「ヤンキースにとって優先度が高い」としている。さらに、カージナルスからトレードの可能性が伝えられるノーラン・アレナド内野手を三塁から一塁へコンバートして狙うというプランBも提示されている。
さらに、ソトのメッツ移籍によりポジションが空く外野手獲得も急務。記事内では「フリーエージェントとして残っている最高のコーナー外野手であるテオスカー・ヘルナンデスとアンソニー・サンタンダーの両選手がヤンキースに検討されている」と記され、ドジャースで33本塁打、オリオールズで44本塁打をそれぞれ放ったスラッガーにも関心を示しているとされる。
投手の補強に成功したヤンキースだが、同じニューヨークのメッツに奪われたソトの穴埋めは最大の課題となる。はたして、中軸を担える野手の獲得はなるのか。
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