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ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手がサンディエゴを訪問し、パドレスと2度目の面談を行なったと米複数メディアが報じた。
また、パドレスの本拠地ペトコ・パークで佐々木と見られる人物が投球練習を披露する動画がアップされたほか、面談には2023年に侍ジャパンの一員としてWBCに出場したダルビッシュ有投手らも出席したとの情報が上がっている。
◆【実際の映像】佐々木朗希、パドレスの本拠地ペトコ・パークでキャッチボールを披露か
■佐々木がパドレスと2度目の面談
佐々木の争奪戦に関しては13日(日本時間14日)に移籍先の最終候補がドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団に絞られたことが各所で報じられた。
そんななか、サンディエゴでパドレスの情報発信をするマーク・バートレット氏は自身のXで「情報筋によると、ロウキ・ササキはペトコ・パークをフルに体験したばかりでなく、パドレスの選手、コーチ、幹部と夕食を共にするため、選手の家に迎えられた」と呟き、「ユウ・ダルビッシュとマニー・マチャドは、ロウキが滞在している間、ホスト役として重要な役割を果たした。ササキは家族のような親密な関係を大切にしており、パドレスは2度目の面談で強い印象を残した」とパドレスの2度目の面談の成果を記した。
また、米メディア『MLBインサイダー』のエクトル・ゴメス記者は、裏付けとばかりに同ポストを引用。佐々木と酷似した人物がパドレス・カラーの練習着に身を包み関係者の前でキャッチボールする動画をアップした。
■流出したビデオは佐々木本人か?
また、バートレット氏によると、佐々木の面談にはマイク・シールド監督、マニー・マチャド内野手、昨季メジャーに昇格し打率.292、24本塁打をマークした21歳のジャクソン・メリル外野手、そしてダルビッシュが同席したと伝え、「完璧な組み合わせだ。我々の監督(マイク)、キャプテン(マニー)、ササキの指導者(ユウ) 、そして我々のファームシステムで育った期待の星(メリル)。マニーとユウは、ロウキをサンディエゴに迎え入れ、まるで自分の家にいるかのように感じさせるのに大きな役割を果たした」とパドレスの人選を称賛。「今はロウキの決断を待つばかりだ」としている。
米メディア『スポーツ・イラストレイテッド』は「ロウキ・ササキ、サンディエゴでパドレスと2度目の会談、大進展」との記事とともに、「ロウキ・ササキ、パドレスを訪問したビデオが流出か」と題した記事を掲載。
そのなかで「このビデオが実際に日本のフリーエージェント選手のものであるかどうかは確認されていないが、間違いなくササキに似ており、ササキがサンディエゴでパドレスの役員らと面会したことも(事実だと)確認されている」と信憑性について記している。
佐々木の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏は、すぐに決断を下す可能性は低いことを示唆しており、交渉期限である23日午後5時(同24日午前7時)までに移籍先と契約を交わす予定としている。
まだしばらく情報が交錯する日は続きそうだ。
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