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公式放送局『MLBネットワーク』は15日(日本時間16日)、毎年恒例のポジション別トップ10選手を公開。計10回にわたって行われる発表の第5回は三塁手部門で、ガーディアンズのホセ・ラミレス内野手がトップに選出された。
これは「The Shredder(シュレッダー)」と呼ばれるMLBネットワーク独自の分析システムで、統計データに基づいて現時点での選手のランキングが作成される。過去のパフォーマンスや攻撃・守備の各種指標(従来の統計と最新の高度な解析の両方)を考慮して、客観的に決定される。
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■FAの目玉ブレグマンは3位に
三塁手部門トップに選ばれたラミレスは、昨季158試合に出場し、打率.279、39本塁打、118打点、41盗塁の好成績をマーク。レギュラーシーズンの最終戦が雨天中止になり、大谷翔平投手に続く「40本塁打、40盗塁」の大記録は逃したものの、勝負強い打撃でガーディアンズの地区優勝に大きく貢献した。三塁手としてはOAA(Outs Above Average)+3を記録し、平均以上の安定した守備力と走力も持ち合わせている。
米データサイト『Baseball Reference』が算出した昨季の勝利貢献度「WAR(Wins Above Replacement)」では、全選手9位タイの6.8とチームをけん引。大きな故障もなく、毎年150試合以上に出場し30本塁打、100打点が計算できる。開幕前に行われた現役選手へのアンケートで、「もっとも過小評価されている選手」にも選ばれたポテンシャルは魅力だ。
同ランキング2位には、ラファエル・デバース(レッドソックス)、3位には現在FAの目玉とされているアレックス・ブレグマンがランクイン。昨季トップのオースティン・ライリー(ブレーブス)は5位に後退、トレードで話題のノーラン・アレナドは前年に続き7位に入った。
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The 10 best third basemen in the game, according to The Shredder!@MLBNow | #Top10RightNow pic.twitter.com/s4p50F8o9D
— MLB Network (@MLBNetwork) January 16, 2025