
アスレチックスは15日(日本時間16日)、東京・桐朋高の森井翔太郎投手とマイナー契約を結んだと発表した。高校通算45本塁打を放ち、投げては最速153キロを誇る右腕。チームは高校時代と同様、「遊撃手兼投手」の二刀流として育てる方針だという。
◆「大谷翔平のような二刀流を夢見て」森井翔太郎とアスレチックスのマイナー契約を米メディアが報道
■「大谷翔平は雲の上の存在」
アスレチックスへようこそ!森井翔太郎選手!
(Welcome to the Athletics Shotaro Morii!) pic.twitter.com/dMzh9kGvnk
— Athletics (@Athletics) January 15, 2025
日本プロ野球を経由せず、18歳で海を渡る決断をした。米メディアによると、この日オンライン取材に応じた森井は、その理由について「自分の人生とキャリア全体を考えた時に、自分の決断を後悔したくなかった。できるだけ早く、(米国で)プロの環境に身を置きたかった」と明かしたという。
加入が決まったアスレチックスについては「このチームには歴史がある。彼らは組織の運営方法について、私にたくさん説明してくれた」と話したほか、「ショウヘイ・オオタニやヨシノブ・ヤマモト、ヒデキ・マツイ、ユウ・ダルビッシュらがメジャーで成功したことが、決断を後押ししたか」と問われると、英語で「Yes, of course.(はい、もちろんです)」と回答した。
以前から「上の世界でも投手と打者でやりたい」と公言し、卒業後も二刀流続行を希望していたが、この日も「もちろん、メジャーでも二刀流でいきたい」と改めて宣言。二刀流となれば、大谷翔平投手(ドジャース)と比較されることになるが、森井は「(大谷は)今の私にとって雲の上の存在。できるだけ早く彼に近づくことが目標」と口にした。
■自身のインスタで決意表明
目指すタイプの選手としては「投手ならジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)、打者・遊撃手ならエリー・デラクルーズ内野手(レッズ)」という名前を挙げ、「デラクルーズはお気に入りの選手で、とても速くて力強く、性格も好き」と話した。
また、森井は自身のインスタグラムを開設。早速、入団会見の様子や守備・打撃練習を行うシーンを投稿。そして「この度アスレチックスとマイナー契約を結んだ森井翔太郎です。まずは今まで自分の決断を見守ってくださった皆様に感謝を申し上げます。自分の今後についてたくさん考えて、覚悟を決める事ができました。そして、自分自身がメジャーリーガーになりたいから努力し続ける事は当然ですが、プロとして球団やファンの皆さまをはじめ、応援してくださる方々にその姿を見せ続ける責任があると考えるようになりました。これからも自分に向き合って精進していきますので、応援よろしくお願いします」などとつづった。
◆今季ブレイクしそうな選手、筆頭に23歳“怪物”デラクルーズ 公式サイトが太鼓判「2025年版のウィットJr.に」
◆大谷翔平、山本由伸に続き佐々木朗希にも振られたヤンキース 「NYは日本選手の目的地ではなくなったのか」米メディアが分析