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ポスティングシステムでメジャーリーグ移籍を目指していた佐々木朗希投手が17日(日本時間18日)、ドジャースとの契約に合意したと自身のインスタグラムで発表した。
最終候補のひとつとされていたブルージェイズは、昨季の大谷翔平投手に続いて大物FA選手を逃すかたちに。獲得資金を捻出して臨んだ争奪戦にまたも敗れ、各所から同情の声が多数挙がっている。
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■マイナー選手を放出し、獲得資金捻出も……
佐々木争奪戦には、ドジャースとパドレスに加えて、カナダ唯一のMLB球団ブルージェイズも最終候補に挙がっていた。17日(同18日早朝)にはパドレスが撤退との報道が流れ、ドジャースとブルージェイズの一騎打ちが伝えられた。
さらにブルージェイズは、 ガーディアンズへマイナー選手と現金を放出。見返りとして、今季分の25歳未満の海外FA選手獲得資金を200万ドル(約3億1000万円)増額した。ドジャース以上の資金を捻出し、万全を期して臨んだものの天才右腕の心を射止めるには至らなかった。
昨季の大谷争奪戦では、「トロント行きの飛行機に乗った」とした記者の誤報が大混乱を招くなど大きな落胆を味わったブルージェイズ。今回も最終候補に残りながら、佐々木はドジャースへ。残ったのは増額した獲得資金だけと散々な結果となってしまった。
米メディア『ESPN』のジェフ・パッサン記者も「トロントの皆さん、お気の毒です」と自身のXに投稿。ファンからは、あまりにも報われないブルージェイズに対して多くの同情の声が寄せられた。
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