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ドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手が22日(日本時間23日)、本拠地ドジャースタジアムで入団会見を行った。濃紺のスーツ、ドジャーブルー色のネクタイ姿で現れた佐々木は真新しい背番号11のユニホームに袖を通すと、やや緊張した面持ちでスピーチに臨んだ。
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■「総合的にドジャースが一番良かった」
佐々木は、壇上でデーブ・ロバーツ監督、ブランドン・ゴームズGMらと写真撮影を行い、「ロサンゼルスの町全体が大変な時に、このようにたくさんの皆様にお集まりいただき、ありがとうございます。そして、会見を開いていただいたドジャースの皆様に感謝を申し上げます」と、切り出した。
佐々木は移籍に携わった多くの関係者に謝意を伝えると、「どの球団にもそれぞれ魅力を感じたので、その中からひとつだけを選ぶというのは非常に難しい決断でした。色々な意見があるのは重々承知しています。ただ、ここに来ると決めた以上、今は自分が出した結論をベストだと信じて、自分の定めて目標を信じて、自分の可能性を信じてくれるひとたちのために前に進んでいきたいと思います」と、強い決意を語った。
ドジャースを選んだ理由については、「色んな話をした上で、総合的にドジャースが一番良かったという判断です」とし、フロントの安定感を決め手のひとつに挙げた。入団に際し、同僚となる大谷翔平投手と山本由伸投手からはメッセージを貰ったとのこと。また、日本選手が在籍している点は重視していなかったようで、判断材料としての優先順位は低かったと明かした。
佐々木は背番号11を譲られたミゲル・ロハス内野手に感謝を述べ、「マイナー契約からのスタートなので、厳しい競争を勝ち上がってメジャー契約を勝ち取れるように」と前を向いた。23歳の天才右腕は、世界最強軍団でどのような成長を見せるのか。
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