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米スポーツメディア『ブリーチャー・レポート』は22日(日本時間23日)、「MLB史におけるイチロー・スズキと偉大な日本選手25人のランキング」と題して記事を公開した。イチロー氏の米国野球殿堂入りに合わせた企画だったが、1位には大谷翔平投手(ドジャース)が選ばれ、同氏は2位となった。
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■トルネード野茂4位、ゴジラ松井5位
1964年に村上雅則投手がメジャーデビューを果たして以降、80人を超える日本出身選手が海を渡った。その中には「トルネード投法」で旋風を巻き起こし、“ノモマニア”と呼ばれる現象まで生み出した野茂英雄投手、ワールドシリーズMVPに輝いた松井秀喜外野手、そして、日本人として初の米殿堂入りを果たしたイチロー外野手らがいた。
『ブリーチャー・レポート』は今回、改めて歴代の日本出身メジャーリーガーを評価し、ランキング化した。あくまで米国における活躍、成績に焦点を当てており、日本でのキャリアは考慮していない。
同メディアが選んだトップ10は以下の通り。メジャー19年間で通算3089安打を放ち、10年連続200安打(04年にはシーズン最多記録となる262安打)をマークしたイチロー氏は2位となり、1位にはMVPを3度受賞の二刀流・大谷を選出した。
1位:大谷翔平投手(現ドジャース)2位:イチロー外野手(マリナーズなど)3位:ダルビッシュ有投手(現パドレス)4位:野茂英雄投手(ドジャースなど)5位:松井秀喜外野手(ヤンキースなど)6位:黒田博樹投手(ヤンキースなど)7位:田中将大投手(ヤンキース)8位:上原浩治投手(レッドソックスなど)9位:岩隈久志投手(マリナーズ)10位:斎藤隆投手(ドジャースなど)
■昨季メジャーデビューの今永は22位
11位からは松坂大輔投手、青木宣親外野手、大塚晶文投手、岡島秀樹投手と続き、15位には現在ドジャースを指揮するデーブ・ロバーツ外野手が入った。そして、16位にはカブスでプレーする鈴木誠也外野手、17位にはタイガースの前田健太投手がランクインした。
18位は大魔神こと佐々木主浩投手、19位は井口資仁内野手、20位は松井稼頭央内野手という名前が並んだ。21位はメッツの千賀滉大投手、22位はカブスの今永昇太投手、23位は城島健司捕手、24位は長谷川滋利投手、25位は岩村明憲内野手という顔ぶれになった。
メジャー1年目を終えたばかりの今永が入り、同じ1年目の山本由伸投手(ドジャース)やメジャーで7年過ごしている菊池雄星投手(エンゼルス)らは外れる結果に。日本のファンはどんな感想を持つのだろうか。興味深いランキングとなっている。
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