ジュニアの部制覇の張本美和は2冠へストレートで6回戦へ　好調の平野美宇も快勝で順当に勝ち上がり【全日本選手権2025】

卓球の日本一を決める「天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会」は24日、女子シングルスの5回戦が行われ、第2シードの張本美和（木下グループ）は髙橋あかり（中央大）と対戦。4ー0で下し6回戦進出を決めた。

■早田は奮闘の面手を退ける

また、直前にジュニアの部の決勝を戦い優勝した張本美は、髙橋との戦いで立ち上がりから安定したラリーで対応。接戦になりながらも第1ゲームを11－9でものにすると、第2ゲームも中盤からの連続ポイントで11－4で奪い切る。

第3ゲームも強弱をつけたレシーブから両ハンドで鋭いボールを髙橋に見舞い11－4で王手をかけると、第4ゲームもサービスからのフォアや、バックでのレシーブでポイントを重ね、マッチポイントから最後はラリー勝負を制し、4－0でストレート勝ちを収めた。

また、平野美宇（木下グループ）は伊藤百華（エクセディ）相手に11－8で幸先よくスタートを切ると、サービスからの3球目やバックからのフォアハンドが冴えて伊藤を揺さぶり、第2ゲームも11－8で奪取。

鋭いバックハンドが冴えた第3ゲームは連続ポイントを重ね11－3で王手をかけると、第4ゲームも7－4となったところで相手のタイムアウトを引き出すなど優位に試合を運び、11－6でゲームを奪い切り、ストレート勝ちで順当に6回戦へ勝ち進んだ。

早田ひな（日本生命）はジュニアの部準優勝の面手凛（山陽学園高）相手に立ち上がりのペースを握られ、8－11で第1ゲームを落としたが、第2ゲームはデュースの末に16－14でものにする。その後は互いにゲームを取りあうなか、第5ゲームは6連続ポイントで流れに乗り11－4で王手をかける。

粘りを見せる面手の前に第6ゲームは中盤ビハインドを負ったなかデュースに持ち込むと、14－12でものにしてゲームカウント4－2で6回戦へ。3連覇を狙う女王が苦しみながらも突破決めている。