
米メディア『ベースボール・アメリカ』は23日(日本時間24日)、「HIT+とSTF+スコアによる、2025年のMLB有望株トップ100」と題した記事を公開。MLB公式の分析システム「スタットキャスト」の指標を基にした独自の分析で、マイナーリーグの若手選手をランク付けした。
昨季4年ぶり8回目の世界一になったドジャースからは、23歳のダルトン・ラッシング捕手がトップに選出された。常勝球団の主力候補として、大きな期待が寄せられている。
◆226発大砲や名三塁手も…実績十分でもなぜ“去就未定”? FA市場で新天地が決まらない大物選手たち
■今季中のメジャー昇格に期待
同メディアは、打撃の全体的な質を数値化した「HIT+」という独自のスコアを算出。コンタクト率や打球速度、ボール球スイング率、バレル率などに優れたラッシングを「Hit+において、MLB有望株トップ100の中でもっとも高い評価を受けた選手」と紹介。「コンタクト時に深刻なダメージを与えられる」と打撃指標を称賛した。
記事によると、ラッシングの打撃で際立つのが「バレル率」で、安打になりやすい打球速度と角度の割合が多いとされている。マイナーリーグ全体の平均を100とした場合で131に相当、31%も優れているとした。
現在23歳のラッシングは、2022年のドラフト2巡目全体40位でドジャースに入団。力強い打撃が魅力で、昨季はドジャース傘下の2Aと3Aで計114試合に出場。打率.271、26本塁打、85打点、OPS.896をマークした。左翼手としても31試合に出場しており、今季メジャーへ昇格すれば、外野手をこなしながら正捕手ウィル・スミスのサポート役に回ると見られている。最強軍団ドジャースの中で、若手のトップ有望株がチャンスを掴めるか。
◆ドジャース先発陣が誇る圧倒的な支配力 米記者注目の「史上初、3人以上揃えたチームはいない」指標とは?
◆ドジャース、シャーザーの公開練習にスカウト派遣 終わらない補強……今度はCY賞3回の大物右腕がターゲットか
◆巨大戦力のドジャース、カーショーとの再契約には「引き続き前向き」 40人枠調整のため「春季キャンプ以降に加入か」と米報道