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卓球の日本一を決める「天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会」は26日、男子シングルスの準決勝が行われ、松島輝空(木下グループ)は張本智和(智和企画)と対戦。4ー1で決勝進出を決めた。
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■次世代エースが圧巻パフォーマンス
優勝候補と目された張本智が強さを見せつけてベスト4に進出。17歳の松島との注目のマッチアップが実現した。
第1ゲーム立ち上がりから両者のラリー勝負。先に抜け出した張本智に松島も強烈なフォアを見舞うなど一度は逆転する。しかし、先にゲームポイントを取った張本智に松島も応戦しデュースとなったなか、最後も松島の攻めが光り13-11で先取する。
第2ゲームも互角の入りとなったなか、張本智が松島の強打に対応しポイントを重ねる。その後松島も連続ポイントを奪ったなか、7-9で張本智がタイムアウト。ゲームポイントを9-11で取り切った張本智が同点に追いつく。
第3ゲームはも強気の姿勢が目立つ松島が5-1とリードを奪ったなか、張本智も手堅いブロックで対抗しポイントを詰める。しかし、反撃を耐えゲームポイントを奪った松島が11-7で再びゲームを奪う。
第4ゲームも松島がフォアで張本智を押し込み、5-2からの後陣に下げられてのラリーも制する。張本智もサービスで流れを作り点差を詰め7-7と追いつき逆転に成功。その後デュースにもつれ込んだ展開を松島が13-11で制し王手をかける。
第5ゲームも競った展開のなか松島のテンポで試合が進む。6-5からの強烈なラリーの攻防も制した松島がマッチポイントを奪う。最後もサービスエースを決めて11-7でものにした松島が張本智の連覇を阻むこととなった。
また3年連続ベスト4に勝ち済んだ篠塚大登(愛工大)はノーシードから勝ち上がった谷垣佑真(愛工大)との戦いで4-1勝利。決勝へ勝ち進んだ。
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