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卓球の日本一を決める「天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会」は26日、男子シングルスの決勝が行われ、松島輝空(木下グループ)は篠塚大登(愛工大)と対戦。4-1で勝利して初優勝を果たした。
実力者を次々に破る驚異のパフォーマンスを見せた17歳に対して、中国メディアもそのポテンシャルを評価している。
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■強烈フォアで好ショット連発
男子シングルスでそのポテンシャルを爆発させたのが松島。ベスト4まで勝ち進んだ17歳は、準決勝で今大会の優勝候補で昨年王者の張本智和(智和企画)にラリーで真っ向勝負を挑み、強烈なフォアハンドで何度も押し込むなど4-1で勝利して決勝へ。迎えた篠塚大登(愛工大)との戦いでも終始パワーで勝る松島が優位に試合をは運び4-1でパリ五輪代表を連破しての圧巻の初優勝を遂げた。
松島に対して中国メディア『捜狐』は、「17歳でシングルス王者になったこの若者は恐るべき存在だ」と驚異に言及。さらに、張本智、篠塚という日本のトップ選手を破っての戴冠に「彼は優勝する能力が十分にあった」と評し、「優位性と強い技術力を持っていることが明らかになった」とその能力にも太鼓判を押している。
昨年のパリ五輪ではリザーブメンバーで本大会行きを逃した松島は、ロサンゼルス五輪に向けた次世代エースとしての期待もかかる。全日本の舞台で大器の片鱗を見せつけた17歳のさらなる飛躍には期待が高まる。
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