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ガーディアンズのスティーブン・クワン外野手が3日(日本時間4日)、米ポッドキャスト番組に出演し、自軍の補強について「少なくともあと1つくらい動きがあると思う」と予想。
この発言を受けて、米メディアはガーディアンズがキャンプイン前に行う“最後の取引”を考察した。
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■クワン示唆「補強は終わっていない」
サイ・ヤング賞2回受賞の名投手で、2024年に現役を引退したコーリー・クルーバー氏のポッドキャスト番組に出演したクワン。俊足巧打の日系選手は、自身が所属するガーディアンズの動向について、具体的な選手名は伏せたものの、まだ補強は終わっていないと示唆した。
この発言を受けて、米メディア『SBネーション』は、今後ガーディアンズが行うべき取引を複数提案。その中で、トレードによるラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)の獲得を最優先すべきと訴えた。
同メディアは「最も資本を必要とするオプションが、当然ながら最良の選択肢となる」とし、「ヌートバーを獲得するためには、チームはチェイス・デローター外野手(23歳の若手有望株)と10代の有望投手を放出する必要があるだろう。しかし、球団として77年ぶりのワールドシリーズ制覇を果たすために一か八かの勝負に出る価値はある」と訴えた。
そして「ヌートバーは27年までチームのコントロール下にあり、外野なら左翼、中堅、右翼のどこでも守れる。過去2年間で右投手に対してのWRC+は121を記録しており、メジャーでの通算WRC+は116だ」と紹介し、データを見ても獲得する価値はあると強調した。
■ド軍アウトマンもターゲット候補
また、同メディアはドジャースのジェームズ・アウトマン外野手もターゲットの1人に挙げた。「ドジャースは26人枠(アクティブ・ロースター)に50人の選手を詰め込んでいるように見えるので、理論的にはアウトマンのような選手を引き抜くことも可能だろう。おそらくリリーフ投手と交換する形になるかもしれない」と自説を披露。
さらに「彼の打撃にはスイング&ミス(空振り)のリスクがつきまとうものの、守備面では外野の全ポジションで問題なくプレーできる。もし、ガーディアンズが彼に魅力を感じるならトレードは十分に成立する可能性がある」と主張した。
キャンプインが間近に迫っているが、フリーエージェント市場にも選手はまだまだ残っているし、トレードの可能性も十分にある。ア・リーグ中地区の強豪ガーディアンズは動くのか、まだまだ移籍動向から目が離せない。
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