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総合格闘家の朝倉海が19日に自身のYouTubeチャンネルを更新。
朝倉は一問一答形式で、UFCデビュー戦のファイトマネーや、次の対戦相手、ATT所属の堀口恭司やUFC日本大会などについて言及した。
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■ファイトマネー“2億円”は否定も「過去最高額じゃないかな」
朝倉は昨年12月に米国・ラスベガスで行われた「UFC310」で悲願のUFCデビュー。初陣でフライ級王者のアレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)と対戦しタイトル挑戦するも、2ラウンドでリアネイキド・チョークを極められ黒星を喫した。
朝倉は動画内でドライブしながら一問一答に回答。
UFCの話題にも触れられ、「前回のファイトマネーが2億円という噂は本当ですか?」という質問に対しては「その2億は嘘ですね。もう少し安いかな(近いと言えば近い)」とし、「多分、UFCの最初の契約では過去最高額なんじゃないかな」と2億円ではないものの、当たらずとも遠からずだとした。
「ありがたいですね、期待に応えないといけないんですよ」と語った朝倉。次回の対戦相手については、「今現在は決まっていない」とした。フライ級15位までのランカーはほとんど試合が決まっている状況で、その結果次第で朝倉の次戦の相手が決まりそうだ。 朝倉は「本当に厳しい相手にはなると思う。トップ5の選手とか」と対戦相手を予想。理由は、「すごくいい条件で契約させてもらってもらってるから。UFC側も高いファイトマネーを払ってるのに、よく分からない相手とやらせるわけない」と語った。
UFCのマッチメイクに理解を寄せた一方で、自身の本音も吐露。「俺はランキング外でもいいと思っているし、ランキングの下の方の選手とでも全然戦わせてもらえるならやりたいけど、多分そういうわけにはいかない」と順を追って試合を組むことのできないスター選手ならではの苦難に言及。
「でも俺はチャンピオン目指してるし、上の選手とやれるならそれに越したことはない。そこに勝つための準備をするしかない。勝ってまたチャンピオンに辿り着かないといけない」と王者へのリベンジを誓った。
■「日本人対決も面白い」堀口恭司のUFC復帰にも言及
また、朝倉はUFCフライ級ランカーの分析を進めているとし、「みんなとにかく強い。本当にすごいところに来たなという感じ」と驚きを口にし、「本当に俺も死ぬ気で練習して、めちゃくちゃ考えて努力してやらないと勝てない場所だなという風に改めて感じている」と刺激を受けているとした。
「堀口選手がUFCに来たらどう思いますか?」という質問に対しては、「めっちゃ面白いよね。堀口選手も今UFCに戻りたいと言ってる。日本のファンはめっちゃ嬉しいだろうね、日本人が増えて」と回答。
また、堀口と同門で現王者のパントージャが階級を上げる可能性を指摘し、「ジム的にもフライ級で堀口選手を押したいんじゃない?」と堀口のUFC復帰にも言及した。
朝倉は「堀口選手とフライ級トップの選手も純粋に見てみたい、めちゃくちゃ楽しみ」とし、「日本大会とかできるなら日本人対決も面白いよね」と展望した。
現在UFCフライ級には日本選手が3人おり、5位に平良達郎、14位に朝倉がランクイン。さらに3月にUFC2戦目を迎える無敗の22歳・鶴屋怜も今後が期待されるファイターだ。堀口がUFCに復帰すれば、4人の日本選手がひとつのタイトルを目指して戦うことになる。
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