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オリオールズの菅野智之投手は21日(日本時間22日)、フロリダ州サラソタでのスプリングトレーニングで実戦形式の「ライブBP」に初登板。正捕手のアドリー・ラッチマンとコンビを組み、抜群の制球力を披露した。米複数メディアが同僚らのコメントを報じている。
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■OB投手もスプリットを称賛
MLB公式サイトは同日、「スガノ、春季キャンプ初のライブBPで印象的な投球を披露した」と記事を掲載。初の実戦登板に高評価を与えた。
また、地元放送局『MASN』は、投球を受けた正捕手ラッチマンのコメントを紹介。「アメージング、アメージング。すごく楽しかった。話をするだけでなく、一緒にプレーするのは初めて。これまでのところ素晴らしい経験だし、彼の投球を受けるのは楽しいよ」と絶賛。「どの投手にも個性はあるが、彼は6種類の変化球を持っている。スプリットが本当に素晴らしいし、色々な方法で相手を打ち取る武器を持っていると思う」と、目を輝かせたそう。
オリオールズのOB投手ベン・マクドナルド氏は菅野の印象について、「想像通りの制球力を持った投手。スプリットは間違いなく彼の最高の武器だ。しっかりとしたカウントを作れれば、決め球として使える。どうやって、そのカウントに持ち込めるかどうかだね」と成功のカギを明かした。
周囲は35歳で海を渡った右腕に興味津々の様子。頭脳派で知られる名捕手ラッチマンとのコンビには、とりわけ大きな注目が集まっている。
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