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ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は21日(日本時間22日)、米ポッドキャスト番組『The Mayor’s Office with Sean Casey』に出演。元MLB選手のショーン・ケイシー氏がホストを務める番組で、大谷翔平投手の姿勢と精神的な強さを称賛。二刀流への深い敬意を語った。
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■妥協なき準備を称賛
番組にリモート出演したロバーツ監督は、昨季を振り返りながら大谷の話題に触れると「彼がどれほど素晴らしいかは分かっていたが、細部へのこだわりには本当に驚かされた」と語り、準備の徹底ぶりに感銘を受けたと打ち明けた。
打撃練習で使うティーの高さを毎回ミリ単位で調整し、ケージ内での投手からの距離やトスバッティングの位置まで指定。スイングの回数も細かく計算し、一貫した感覚を保つための努力を怠らなかったという。
■「平常心を保つ姿は驚異的」
ロバーツ監督は「彼は日本でビートルズ並みの人気を誇りながら、そのプレッシャーを冷静に管理している。史上最高を期待されて、どう対処しているのか。私には分からないよ」と話し、大谷の強靭な“精神力”にも脱帽。「国の期待を背負いながらも、平常心を保つ姿は驚異的だ」と付け加えた。
さらに、大谷を「ベースボールを成長させる責任感を持っている」と評価した。2021年のオールスターでは、翌日の先発マウンドを控えていた中でホームランダービーに参加したケースを例に出し、「彼は恐らくやりたくなかったかもしれないが、ゲーム全体のために参加した。それが彼の特別なところさ」と称賛。「今季の彼が目指すのは、先発で投げてチームが何度も勝つのを手助けすることだ」と、二刀流復帰に期待を込めて締めくくった。
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