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「RIZIN」にも参戦してした「Bellator(ベラトール)」元フェザー級王者パトリシオ・ピットブル・フレイレ(ブラジル)が4月13日に開催される「UFC314」でUFCデビューすることが発表された。
「UFC」のダナ・ホワイトCEOは「UFCファイトナイト252」の試合後インタビューにて、パトリシオと契約に至った経緯と、王座挑戦について言及した。米専門メディア『MMAジャンキー』が報じている。
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■契約に至った理由は“たった一本の電話”だった
パトリシオの対戦相手はUFC同級5位のヤイール・ロドリゲス(メキシコ)。パトリシオは自身のSNSで「新たな王冠を獲得する時が来た。 UFCフェザー級のみんな、未来の王の到来だ!」と王座戴冠を宣言した。
『MMAジャンキー』によると、パトリシオは数年前からUFC参戦を熱望していたが、「(契約のためには)乗り越えるべき障壁がいくつかあった。UFC幹部の中に、僕と契約することにあまり乗り気でない人がいたんだ」と、37歳という年齢を理由にUFC側が契約に消極的だったことを明かしていた。
ホワイトCEOはその懸念を払拭し契約に至った理由は、パトリシオから掛かってきた“たった一本の電話”だったと回答。「彼との電話で(私たちは)確信しました」とし、「彼は今、世界最高峰の相手と戦うチャンスを得ている。彼のキャリアがどの段階にあろうとも、ヤイールに勝つことは大きな意味を持つだろう」とフェザー級での活躍に期待を述べた。
■ダナ・ホワイトCEOも期待「どうなるか分からない」
UFCフェザー級は、王者イリア・トプリア(ジョージア/スペイン)がライト級への階級転向のため、王座を返上。それを受けて、「UFC314」では1位アレキサンダー・ ボルカノフスキー(オーストラリア)と3位のディエゴ・ ロペス(ブラジル)によるメインイベント「フェザー級王座決定戦」が開催される。
同大会で、パトリシオは同級5位のロドリゲスとデビュー戦で対戦するが、ホワイトCEOは「もし彼(パトリシオ)がヤイールを倒したら、どうなるか分からない」とし、結果次第ではすぐにでもタイトル戦を進める可能性を示唆し、「彼にとっては大きなチャンス。我々は彼にそのチャンスを与えることに興奮している」と元Bellator王者がUFCフェザー級に刺激を与える存在になることを期待した。
パトリシオは「トップクラスの選手たちと戦いたい。すぐにタイトル戦の機会が得られないなら、できるだけ早く私をそこに導いてくれる誰かと戦わせてほしい」と語っていたが、ロドリゲスに圧倒的な勝ち方をして最短でタイトル戦への挑戦することができるか。注目の一戦となる。
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