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米紙『USA TODAY』は27日(日本時間28日)、パドレスの特集記事を掲載。ドジャースと同じナ・リーグ西地区の強豪は「打倒ドジャース」に燃えており、主砲マニー・マチャド内野手は「倒すのが楽しみ」と自信を見せた。
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■「スイッチを切り替えなきゃ」
『USA TODAY』は「やり残した仕事がある:パドレス、2025年のワールドシリーズ再挑戦に自信」と題して記事を公開した。
パドレスは昨季、ドジャースに5差の2位でレギュラーシーズンをフィニッシュ。ポストシーズンに進出すると、ワイルドカードシリーズでアストロズを撃破。勢いに乗ったチームは、地区シリーズでドジャースと対戦。あと一歩のところまで追いつめたが、2勝3敗で力尽き、リーグ優勝決定シリーズ進出を逃した。
今季リベンジにかけるパドレスだが、オフにはオーナー陣の間でお家騒動が勃発。経営権を巡り、法廷闘争に発展した。一応の決着は見たものの、総年俸の削減にも迫られ、補強に関してはライバルであるドジャースには到底及ばない状況となっている。
それでも主砲マチャドは「スイッチを切り替えなきゃいけない。選択の余地はない。でも、それが野球の魅力さ。毎年どんどん難しくなっていく。だからこそ、このゲームが大好きなんだ。常にハングリーでいられるからね」と前を向いた。
■「ナ・リーグ西は最激戦区」
そして「僕たちの地区は現在、間違いなく野球界で最高の地区だよ。断言できるね。プレーオフに進出できるチームが4つもあるんだから」と話し、メジャーの中でもナ・リーグ西地区が最激戦区と主張。その上で「ドジャースはめちゃくちゃ強いよ。でも、倒すのが楽しみだね。自分たちの地区にチャンピオンチームがいて、それを打ち負かすほど最高なことはない。俺たちはいい位置にいるし、本気で(世界一を)狙いにいくよ。見ていてくれ」と力を込めた。
マイク・シルト監督も「我々は戦ったし、誰にも怯まなかった。どんな大舞台でも物怖じしなかった」と昨季を振り返った上で、「我々は今、しっかりとした基盤を持ち、明確なチームのアイデンティティーがあり、強い結束力もある。ただの自信じゃなく、本物の自信を持っているんだ。やり残した仕事がある。そして、またチャンスをつかむために貪欲でいる。開幕が本当に待ちきれないよ」と自信を見せた。
ドジャース対パドレスは、ア・リーグ東地区のヤンキース対レッドソックスにも匹敵するライバル対決。今季も両雄の戦いから目が離せない。
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