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第99回中山記念(3月2日/GII、中山芝1800m)には、重賞初Vを狙うエコロヴァルツや、重賞3勝目を目指すシックスペンスといった4歳勢、昨年GIウイナーの仲間入りを果たしたソウルラッシュなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「ソウルラッシュ」を取り上げる。
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■ソウルラッシュ
遂に悲願のGIを2走前に制したことで馬が自信をつけたのか、それともレース間があいて心身共にフレッシュだからこそ動けているのか、これがどちらなのかは何とも言えないところだが、ひとつ確かなことは今回の同馬のデキが今までで一番良い可能性まであるということだろう。それぐらいに、この中間の1週前追い切りで見せたデモンストレーションがすさまじかったのである。
数字上は、いつもとそれほど変わりはない。CWコースで大きく追走する形から目一杯に追って5F65秒台-3F36秒台でまとめるメニュー。しかし、一つ一つの動きが精錬されたかのように一切の無駄がなかった。だからこそ、ラストで切れること切れること。何なら飛び立ってしまいそうな勢い。1Fのラップこそ10秒7だったが、体感だと明らかにもっと速い。おそらく、ラップよりも更に短いスパンでの計測が可能なら、ゴール前付近だととんでもない速度が出ていたのでは。
なにはともあれ、7歳となる同馬に衰えなし。むしろ、マイル王として更に迫力を増していると断言できよう。唯一、今回で気になるとすれば、距離が1F延びることだが、差す形なら変幻自在、極めしモノである同馬なら特に問題あるまい。ここも揺るがぬ主力。
総合評価「S」
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