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米スポーツ専門局『ESPN』が27日(日本時間28日)、先発投手のランキング(トップ10)を発表。1位にはザック・ウィーラー(フィリーズ)を選出した。日本勢はランクインしなかったが、「次点」として大谷翔平(ドジャース)、山本由伸(同)、今永昇太(カブス)が入った。
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■1位はフィリーズのザック・ウィーラー
『ESPN』のポジション別ランキング(トップ10)は、バスター・オルニー記者による恒例企画。先日はDH部門が公開され、大谷を1位に選出した。
今回は先発投手部門。1位のウィーラーに続き、2位タリク・スクーバル(タイガース)、3位ポール・スキーンズ(パイレーツ)、4位クリス・セール(ブレーブス)となった。
5位にはドジャースに加入したブレイク・スネルがランクイン。以下は6位ローガン・ギルバート(マリナーズ)、7位マックス・フリード(ヤンキース)、8位コービン・バーンズ(ダイヤモンドバックス)、9位ローガン・ウェブ(ジャイアンツ)、10位ギャレット・クロシェ(レッドソックス)という並びになった。
日本勢はトップ10には入らなかったが、「次点」として大谷、山本、今永が選ばれた。そのほか、ゲリット・コール(ヤンキース)やジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)らおなじみのメンバーもここに名前を連ねた。
■「手術明けのオオタニは登板数不明」
右肘手術の影響で昨季一度も登板しなかった大谷だが、同記者は「彼は野球界で最も優れた投手の1人だ」と断言。その上で「しかし、今年は手術明け最初のシーズンであり、さらにドジャースのローテーションも豊富なため、彼がどれくらい登板するか分からない。ただ、彼なら自分が投げたいだけ投げてしまうかもしれない。キャリア最多投球回数は166イニングだが、今シーズンは120〜130イニング程度に抑える可能性が高い」と記した。
山本については「彼は記録的な契約にふさわしい活躍を初年度から見せ、ロサンゼルスのローテーションの最前線にしっかりと定着した」と評価。今永に関しても「昨年はルーキーシーズンながら素晴らしい成績を残し、特にリグレーフィールドでの投球が際立っていた。96イニングで110奪三振を記録し、与四球はわずか12。昨年の本拠地登板では、被本塁打よりも与四球の方が少なかった」と紹介した。
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