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総合格闘家の扇久保博正は27日に自身のYouTubeチャンネルを更新。
5月4日に東京ドームで行われる「THE MATCH2」のメインカード、「平本蓮 vs. 朝倉未来」の勝敗予想をした。
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■朝倉未来は「本当に勝ちに徹する」
1戦目では、「朝倉のフロントチョーク一本勝ち」を予想していた扇久保。試合結果を受けて、「平本選手の立ち位置、スイッチであったり、蹴りの威力であったり、色々と肌で向かい合ってみて、すぐには組みに行けなかった、というのもあるかもしれない」と分析した。
平本については、K−1時代の実績も高く評価し、「打撃のキレがやっぱりすごい。ものすごく近距離での打撃が強い印象があったが、前回(朝倉戦)は遠い距離からサイドにステップして、踏み込んでの左ストレートで効かせた。かなり進化しているなと感じた」と、MMA戦績4勝3敗の26歳に伸び代を感じている様子だ。
前回は平本が2分18秒でTKO勝利を収めたことで、組みの展開には至らず早期決着したものの、扇久保は両者ともレベルアップしていると予想。再戦では「『絶対に勝ってやる』という気持ちで朝倉未来選手も来る」とし、「今回は(朝倉が)本当に勝ちに徹するのではと踏んでいて。打撃の交換はあまりせずに、いきなりプレッシャーをかけて組んで行くのでは」と序盤からタックルを仕掛けるのではと語った。
■「最後まで組みに行って判定勝ち」と予想
扇久保はさらに具体的な試合展開にも言及。「打撃の距離を潰して、勝ちに徹していく。平本選手が得意な打撃の距離にさせない。それがはまっていくと平本選手も削れてきて、そこから朝倉未来選手も打撃戦をやっていくんじゃないか」と、平本を削った上で打撃戦に持ち込む可能性を説いた。
逆に平本の立場では「前回の(朝倉の)パンチの軌道とかが脳裏に残っていると思う。フェイントをどんどん使って反応させて、遠い距離で戦いたいのでは」とし、「遠い距離でタックルに触れさせず、朝倉未来選手の状態が上がって打撃戦をせざるを得なくなったときに、ガンガン中に入って得意のインファイトに持ち込むんじゃないか」と語った。
また、平本は自身のインスタグラムのストーリーに黒い三角巾で腕を吊るした写真を投稿するなど、ファンからさまざまな憶測の声が上がっている。扇久保もこれについて言及し、「三角巾で腕を吊ってる画像も見られたので、怪我は大丈夫なのかな」と腕の状態を不安視した。
最終的な扇久保の勝敗予想は、「朝倉未来選手の、最後まで組みに行って判定勝ち」。朝倉が一本勝ちするのは難しいだろうとした上で、「どんどん距離を潰して行っての判定勝ち。コーナーに押し込んで削って……という展開になるのでは」と朝倉がリベンジを果たすと予想した。
平本の三角巾写真のほか、昨日開催が告知されていた記者会見が突如中止になるなど、混迷を極める「THE MATCH2」。大会まで約2カ月となるが、追加対戦カードや続報からも目が離せない。
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