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ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は1日(日本時間2日)、フロリダ州タンパで行われたアストロズとのオープン戦に「2番右翼」で先発出場。2打数1安打で2打点を記録した。
MLB公式サイトは試合後のジャッジのコメントを伝えており、開幕までの自身の考えを明かしている。
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■昨季は開幕直後に不振で出遅れ
ジャッジは2024年シーズンに、打率.322、58本塁打、133打点、OPS1.159と圧巻の数字を残し、満票でMVPを獲得。迎えた25年シーズン初となった実戦で適時打を放つ上々の立ち上がりを見せた。
MLB公式サイトが伝えたのがヤンキース主砲の開幕に向けた調整。昨シーズンは5月以降に猛打を見せたジャッジだが、3月の3試合で打率.125、4月は月間打率.220と低調な滑り出しとなった。今季はフアン・ソト外野手がメッツへ移籍したなか、開幕から安定した打撃が求められる。
ジャッジもその自覚を持っており、「フィールド外でいろいろな取り組みをやろうとしている」と切り出すと、「40~50打席に立つことを目指している。そうすれば4月を良い形でスタートすることができると思う」と開幕までに立つ打席数のターゲットを定めていると明かした。
ジャッジは「シーズンでより改善したければ、打席数をもっと増やす必要がある。そうすればシーズンをより良い形でスタートできるかもしれない」と実戦をこなすことの重要性を説き、「間違いなく準備できていると感じていた。しかし振り返ってみると、これがより良いスタートを切る方法なのかもしれない」と前年度の経験から至った考えであると述べている。
ヤンキースはソトの移籍に加えて、昨年のポストシーズンに猛威を振るったジャンカルロ・スタントン外野手もひじの故障のため負傷者リスト(IL)入りした。昨季ドジャースに敗れ逃した世界一を狙うなかで、ジャッジの開幕からの爆発には期待が高まる。
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