4団体統一世界スーパー・バンタム級王者の井上尚弥（大橋）は3日、WOWOW『エキサイトマッチSP』の収録に臨んだ。
井上は「今年はキム戦を含めて4試合やる計画」と明かし、12月にはフェザー級への階級転向を示唆。さらに、対戦が期待されているWBC世界バンタム級王者の中谷潤人（M.T）との試合についても「（中谷は）倒す能力が非常に高い選手だと思う。来年の春に実現できれば」と言及した。
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■9月は日本でムロジョン・アフマダリエフ戦が有力か
井上は番組内で1月24日に東京・有明アリーナで行われたキム・イェジュン（韓国）戦について振り返り、改めて自身の持つ世界戦24連勝（22KO）という記録について、「（数字は）意識はしています。すごい記録なんだな」と語った。
5月上旬に米国・ラスベガスでの次戦を有力視されている井上は「5月にラスベガス、9月に日本、12月にサウジアラビア。今年はキム戦を含めて4試合やる計画。そして来年の春ぐらいに皆さんが期待している試合をやれれば」と年内の試合計画に言及。
5月のアラン・ピカソ（メキシコ）戦は消滅したが、新たな有力候補であるラモン・カルデナス（アメリカ）の映像はチェックしたかと問われると、「チェックはしました。映像は見ている。以上！ あとは察してほしい（笑）」と回答した。
井上尚弥（写真提供・WOWOW）
9月には日本でムロジョン・アフマダリエフ（ウズベキスタン）戦か、という問いに対しては「そういうことになるのかな。で、12月がフェザー級に上げてニック・ボール（イギリス）。自分の希望としては4団体王座を保持したままボールとやりたいが、各団体がどう判断するか」だと12月に階級転向後の初戦を迎える可能性を示唆した。
■中谷潤人戦は「来年の春に実現できれば」
さらに、来春には中谷とのドリームマッチが期待されているが、これについては「来年の春の試合を見据えた場合、4本のベルトは持っていた方がいいと思う。そのために防衛戦をクリアしていかなければいけない」と、中谷とのビッグマッチのためにも4団体すべてのベルトを防衛したい考えを明かした。
井上は中谷について「日本のファンが楽しみにしている試合。（中谷は）実力もついているし、強いと思います。ダビド・クエジャル（メキシコ）戦などを見ると力強さがあるし、倒すべき時に倒している。倒す能力が非常に高い選手だと思います」と高評価。
一方で、「実力は認めますけど、では、どれだけの激戦を越えてきたのかというとどうなのか。周りが納得する相手と戦って結果を出していってほしい。お互いが勝ち進めば盛り上がると思うので」と中谷の対戦相手などに対し持論を述べた。
中谷戦については「来年の春に実現できればいいし、もしもその試合が実現しなければ別の道もある」としている。
井上尚弥（写真提供・WOWOW）
『井上尚弥出演！エキサイトマッチSP「井上尚弥vsイェジュン」』は3月24日、午後9時からWOWOWライブで放送、同オンデマインドで配信される。
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