
卓球の「WTTチャンピオンズ重慶」が11日から16日にかけて行われる。男女の世界ランキング上位者が出場する大会で注目が集まっている。
上位進出を狙う日本女子の前に立ちはだかるのが中国勢。WTT公式サイトでは今年に入り飛躍を遂げる若きサウスポーに注目が寄せられている。
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■シンガポールで躍動
日本女子は2月の「シンガポールスマッシュ2025」で早田ひな(日本生命)と伊藤美誠(スターツ)がベスト8に入り最高位。中国勢にベスト4を独占する形で準決勝進出は逃した。
この大会で決勝に勝ち進んだのが蒯曼(中国)で決勝では世界女王の孫穎莎(中国)に1-4で敗れたものの、世界ランキングを7位まで上昇させた21歳は新たな日本の刺客となっている。
そんな蒯曼はチャンピオンズ初出場となるなか、WTT公式サイトが注目選手として言及。「蒯曼はWTTチャンピオンズの舞台に初登場となり、卓球界のエリートの間で急速に名声を確立しつつある」と切り出し、「重慶大会における新星は、再びタイトル獲得を狙うだろうか?」と熾烈な争いに加わる可能性に触れている。
日本からは早田、伊藤に加えて張本美和(木下グループ)、大藤沙月(ミキハウス)もエントリーしており、打倒中国を果たしての上位進出を狙っていく。そんななか、新たな勢力として存在感を高める蒯曼が再びタイトル争いに参戦するのか。
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