
卓球の世界一を決める「世界卓球2025 個人戦」が5月17日から25日にかけてカタールのドーハにて行われる。日本からは世界ランキング4位の張本智和(智和企画)や女子シングルスで同5位の早田ひな(日本生命)が出場権を獲得しており、活躍には期待が高まっている。
そんななか、あと2カ月半に迫る世界戦を前に、最大のライバルである中国の現地メディアが日本のメンバーに言及。打倒中国を担う存在として警戒心を強めている。
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■前回の個人戦では3つのメダル獲得
日本は前回南アフリカのダーバンで行われた2023年の個人戦では女子シングルスで早田、女子ダブルスで木原美悠、長﨑美柚(木下グループ)ペアがそれぞれ銅メダルに輝き、混合ダブルスでは張本智、早田のペアが銀メダルに輝いている。
そんななか、中国メディア『捜狐』が言及したのが5月に行われる日本のメンバーで、注目は3種目にエントリーする2人の若手女子選手。
張本美和(木下グループ)は個人戦初出場となり、木原との女子ダブルス、松島輝空(木下グループ)と組む混合ダブルスで出場権を獲得。大藤沙月(ミキハウス)も女子シングルス、横井咲桜(ミキハウス)と組む女子ダブルス、吉村真晴(SCOグループ)との混合ダブルスで3種目の出場を決めている。
『捜狐』の記事内では張本美は早田とともに「中国チームに続く強さで最大の脅威」と恐れられ、大藤も「昨年の後半に爆発的な強さで活躍した」と国際大会であるWTTシリーズでの飛躍から、中国にとって警戒すべき選手として触れられている。
なお、中国のメンバーはまだ決まっておらず、各選手が世界ランキングで上位を占めるなかどのようなメンバー構成で挑むのかも注目される。「打倒・中国」の一番手として立ちはだかる日本勢が5月にドーハで飛躍することはあるのか。
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