米メディア『ドジャース・ウェイ』は5日（日本時間6日）、「春季キャンプで好調なスタートを切ることが絶対に必要だったドジャースの3選手（そして実際に成功した選手）」との見出しを掲げ、記事を公開した。日本で行われるカブスとの開幕シリーズ（18、19日、東京ドーム）が迫る中、ロースターを巡る争いも過熱。同メディアはキャンプを通して、ここまでアピールに成功している3選手を取り上げた。
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■ゴンソリンが先発ローテ入りに前進
『ドジャース・ウェイ』は、ケガや予想外の不振、コンバートなどの影響があり、「チームの開幕ラインナップはまだまだ決まっていない」と断言。その上で「ただ、不確実性があるということは、そこにはチャンスもある。少数の選手はその機会を見事に捉え、期待に応えている」とし、キャンプで猛アピールに成功している3人を取り上げた。
同メディアが1番手に紹介したのは、トニー・ゴンソリン投手。チームは当面の間、5人制ローテーションを採用する予定で、最後の枠をゴンソリン、ダスティン・メイ、ベン・カスパリウス、ジャスティン・ロブレスキーら4投手で争う展開となっている。
その中で、同メディアは「ゴンソリンが圧倒している」と主張。4日（同5日）時点でオープン戦2試合に登板（先発と救援）し、無失点に抑えている。計3イニングで31球を投げたが、そのうち24球がストライクと抜群の制球力を披露。ローテ争いで一歩リードした。
一方でライバルとなるはずのメイは、オープン戦2イニングで4失点（本塁打、2四球含む）を喫し、評価が急落している。
■24歳の左腕はリリーフとして期待
デビッド・ボート
David Bote ties it with a bases-clearing double! #DodgersST pic.twitter.com/upJr0SGbDV
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) February 26, 2025
同メディアが次に挙げたのは、ロブレスキー。昨季メジャーデビューを果たした24歳の左腕は、ここまでオープン戦3試合に登板。最初の試合こそ打たれたものの、最近2試合は5イニングを無失点に抑えている。
オープン戦ではストライクを取るのに苦労しておらず、同メディアもコントロールを称賛。「リリーフという役割にプレッシャーを感じておらず、（先発ではなく）ブルペンになるだろう」と指摘した。
そして、最後3人目は昨年12月にマイナー契約を交わし、キャンプには招待選手として参加しているデビッド・ボート内野手。カブスから来た31歳は、オープン戦8試合で20打数10安打（本塁打2本、二塁打2本を含む）、9打点と猛打爆発。
デーブ・ロバーツ監督も「彼は素晴らしい。キャンプにMVPがあるとしたら、彼だと思う」と認めるほど。ボートはこれまで主に内野手としてプレーしてきたが、外野も守ることができる。ただ、チームにはユーティリティー選手が多く、複数ポジションを守れることが優位性につながるか疑問。それでも指揮官は「彼は一塁手、二塁手、三塁手としてプレーできるし、私たちもその点で安心している。彼は求められたことは何でもこなしてくれるよ」と信頼感を口にしている。
正二塁手と予想されたキム・へソン内野手が打撃で苦しむ中、ボートが好調を維持できれば、キムがマイナーで、ボートが「26人枠」に入るという可能性も出てきた。
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