
卓球の「WTTチャンピオンズ重慶2025」は11日、女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング8位の大藤沙月(ミキハウス)は同29位のスリージャ・アクラ(インド)と対戦。ゲームカウント3ー0で勝利して2回戦に進出した。
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■昨年10月に初出場初優勝
大藤は昨年10月の「WTTチャンピオンズモンペリエ」で初出場初優勝を果たして自身の名を高めた。世界トップ10にも定着しつつあるなかで今大会はインドの異質選手との初陣を迎えた。
第1ゲーム立ち上がり互角の入りとなったなか、大藤が3-3からの連続ポイントでアクラを離していく。力強い両ハンドやサービスで流れを掴み、11-4で幸先よいスタートを切る。
第2ゲームも3-3からのスタートとなったなか、中盤からアクラが大藤を離す。それでも、5-8のビハインドから2ポイントを奪った大藤に対して相手がタイムアウト。直後のポイントも奪った大藤は8-8からのラリーで後陣に下げられたものの、巧みなラケットさばきで相手のミスを引き出す。そのままゲームポイントをものにした大藤が王手をかける。
第3ゲームも大藤の主導権で試合は進み、サービスや両ハンドに加えて台上プレーでも強さを発揮。アクラのミスを引き出す形でポイントを重ねマッチポイント。最後もアクラのボールがオーバーとなり、11-6でものにして勝利を飾った。
順当な戦いぶりを見せた大藤は、ディナ・メシュレフ(エジプト)と金娜英(韓国)の勝者と2回戦で顔を合わせる。
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