
ドジャースは11日(日本時間12日)、ガーディンアンズとのオープン戦に臨み10-4で勝利した。試合後、チームはロースターカットを発表。計7選手にマイナー行きを通告したが、正二塁手として期待されていたキム・へソン内野手やボビー・ミラー投手、有望株のダルトン・ラッシング捕手も含まれた。
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■指揮官「キムはキャンプ地に残る」
韓国プロ野球から今オフ、ドジャースに加入したキム。正二塁手として期待されていたが、打撃面の懸念を払拭できず、開幕カードとなる東京シリーズ(18、19日、東京ドーム)に帯同しないことが決まった。
デーブ・ロバーツ監督はキムについて、「彼はここ(キャンプ地)に残り、引き続き打席に立つことになる。彼のプレーはここ最近、本当に良くなっている。打席では以前よりずっと落ち着いて見えたし、中堅手としてプレーする姿も良かった。私たちは、彼がここに残って打席に立ち、試合に出場することが最も重要だと考えている。それがシーズンに向けて、準備を進める上で役立つからだ」などとコメント。開幕は傘下3Aのオクラホマシティ・コメッツで迎え、まずはそこでプレーさせる意向を示した。
キムはオープン戦15試合に出場し、29打数6安打で打率.207。本塁打を1本放っているものの、三振が11を数えるなど苦戦。マイナーで調整することの必要性が早くから指摘されていたが、それが現実のものとなった。
■キャンプ好調のボートもカット
今回マイナー行きを通告されたのは、キム、ミラー、ラッシングのほか、ジオバニー・ガイエゴス投手、デビッド・ボート内野手、マイケル・チェイビス内野手、エディ・ロサリオ外野手。ボートはオープン戦好調で、打率.400、2本塁打、OPS1.171の好成績を残していたが、開幕ロースター入りを果たせなかった。
そのほか、先発ローテーション5枠目を争っていたトニー・ゴンソリン投手がウェイトトレーニング中に背中を痛め、離脱。このため、ダスティン・メイ投手が開幕ローテの一角に名を連ねることが決定した。同投手は米国に残って調整を優先し、東京シリーズには帯同しないことも明らかになった。
ドジャースは日本に13日午後に到着。14日には公式練習を公開し、15日に巨人、16日には阪神とのプレシーズンマッチが組まれている。
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