
卓球の「WTTチャンピオンズ重慶2025」は12日、女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング9位の伊藤美誠(スターツ)は同3位の王芸迪(中国)と対戦。ゲームカウント0ー3でストレート負けを喫した。
◆【実際の映像】伊藤美誠を開始直後に襲った不運…… 世界3位・王芸迪のエッジボールに見せた驚きの反応
■シンガポール以来の“再戦”
伊藤は2025年に入り、2月上旬の「シンガポールスマッシュ2025」、2月下旬の「ITTF-ATTUアジアカップ2025」でともにベスト8入りするなど安定した戦い。そんななか、シンガポールスマッシュでも戦った王芸迪と1回戦でいきなりマッチアップが実現した。
第1ゲームは互角の入りとなったなか、王芸迪がわずかにリードする。伊藤はエッジボールの不運もありながら、両ハンドの鋭いボールをミドルに打ち込み、サービスエースも決めるなど追いすがる。しかし、中盤のビハインドが響き8-11で先手を取られる。
第2ゲームも激しいラリーの攻防は続き、伊藤は1-2から鋭いカウンターで王芸迪のフォアを抜く。しかし、王芸迪も2-4から伊藤のスマッシュをカウンターで仕留めるなど対応し、徐々に点差を広げていく。終盤にかけても手を緩めない王芸迪に対して、伊藤は2-11と圧倒される。
第3ゲームの立ち上がり、伊藤は1-2とビハインドとなったところでタイムアウト。直後のボールを回り込んでのフォアで沈めた伊藤は3-3からもフォアで押し切るなど強気の姿勢を貫く。しかし、中盤以降に王芸迪に離される形で4-11で落とし、ストレート負けを喫した。
今大会好調を維持したまま迎えた伊藤だったが、中国トップ勢である王芸迪を崩すには至らなかった。
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On the edge 🥵
Wang Yidi deftly moves past Mima Ito into the Round of 16 with moves like these ⚡️ #WTTChongqing #WTTChampions #TableTennis pic.twitter.com/IvDFjzIDbr
— World Table Tennis (@WTTGlobal) March 12, 2025