
「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」は23日、代々木第二体育館にてプレーオフ女子ファイナルが行われ、木下アビエル神奈川は日本ペイントマレッツと対戦。マッチカウント3ー1で勝利して、2年ぶりのプレーオフ制覇を成し遂げた。
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■第2、3マッチでカットマンを連破
ともに国際大会での活躍も光るタレントを揃えた上位チームによるファイナルとなった。そんななか、第1マッチでは長﨑美柚、木原美悠のペアで挑んだKA神奈川に対し、大藤沙月、横井咲桜は現世界1位ペア。ニッペMの同級生コンビが2-0で退けて試合は始まった。
そして、KA神奈川は第2マッチに張本美和、第3マッチに平野美宇を起用し、橋本帆乃香、佐藤瞳とそれぞれマッチアップ。国内トップのカットマン相手に張本美は3-1、平野は3ー0でそれぞれ退けてマッチカウントで王手をかけた。平野は試合後に終盤で起こった“アクシデント”に言及。「とても順調な試合だったんですが、促進ルールがすごいタイミングできた。ですが、(中澤)監督のアドバイスがあって勝つことができて良かった」と振り返った。
第4マッチでは木原美悠が同級生の大藤沙月と対戦したなか、大藤がテンポの良いラリーで第1ゲーム、第2ゲームを8-11で奪取する。しかし、第3ゲームは接戦を抜け出した木原が11-7で奪ったが、第4ゲームの激しいラリー戦を11-8で奪い切る。形成を逆転させた木原が最終ゲームも5連続ポイントで勝負を決め切り、逆転でKA神奈川にプレーオフ制覇をもたらした。
KA神奈川は2022-23シーズン以来2年ぶりのプレーオフ制覇。日本代表監督就任のため今季限りで退任する中澤鋭監督の有終の美を飾った。

プレーオフ制覇を果たした木下アビエル神奈川 撮影:SPREAD編集部
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