
ドジャースの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、敵地でのナショナルズ戦に「1番DH」で先発出場。3回表の第2打席に今季4号本塁打を放つなど、4打数3安打2打点1四球の活躍を見せたが、チームは4-6で惜敗。今季初の連敗を喫した。
ナショナルズの地元メディアは、昨季の王者を破ったチームを称えるとともに、サイクル安打に迫る活躍を見せた大谷のパフォーマンスにも注目した。
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■成長株の左腕を完全攻略
相手先発マッケンジー・ゴア投手は、昨季10勝を挙げた若手の成長株。この日は、強力ドジャース打線を相手に6回5安打2失点7奪三振の好投だった。唯一苦戦したのが大谷で、初回に二塁強襲の内野安打を許すと、3回表の第2打席にはフォーシームを右翼スタンドへ運ばれた。さらに、5回表の第3打席にもスライダーを右中間深くへ打たれ三塁打を献上。
ナショナルズの地元メディア『Federal Baseball』によると、ゴアは「真ん中に入ったオオタニへの3球以外はよく投げられた」と試合を振り返ったそう。同記事では「ドジャースの打線でゴアにトラブルを与えた唯一の選手は、まさに王の中の王、ショウヘイ・オオタニだけだった」と圧巻のパフォーマンスを称賛した。
この試合の大谷は、サイクル安打へ二塁打を残すのみの活躍。4試合ぶりのアーチを放ったが、終盤の追い上げは実らなかった。初の連敗を喫したドジャースは、9勝3敗でナ・リーグ西地区の3位に転落。今季は例年以上のハイレベルな地区優勝争いとなりそうだ。
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