【MLB】球界屈指の“ロマン砲”シュワーバーが今季最速「188キロ弾」　驚愕の弾道ライナーに実況苦笑い「ボールが破壊された」

フィリーズのカイル・シュワーバー外野手は8日（日本時間9日）、敵地トゥルーイスト・パークでのブレーブス戦に「4番DH」で先発出場。5回表の打席で右中間への5号アーチを放つなど、3打数3安打3打点1四球の活躍を見せた。

開幕から打撃好調のシュワーバーは、ここまでチームトップの打率.324をマーク。三振か本塁打かで知られる「ロマン砲」が、まさかの高打率をキープしている。

■チーム三冠「打率.324」

シュワーバーはこの試合、1点リードで迎えた5回表に打席に入ると、相手先発クリス・セール投手の2球目真ん中フォーシームを豪快にフルスイング。角度24度で飛び出した弾丸ライナーは、勢いが衰えることなく右翼スタンドへと突き刺さった。

打球速度116.7マイル（約187.8キロ）は、今季メジャー最速タイ。飛距離462フィート（約140.8メートル）は、アーロン・ジャッジ外野手に次ぐ2番目となる一発だった。

凄まじい弾道を描いた一発に、現地実況は思わず苦笑い。MLB公式Xは「ボールが破壊された」と動画を添えて投稿。シュワーバーの特大アーチに驚きを隠せない様子だった。

シュワーバーは2023年にリーグワーストの打率.197、215三振ながら、47本塁打、104打点を記録。球界屈指の「ロマン砲」として球史にその名を刻んだが、今季は開幕から好調でまさかのチーム三冠に。この日は3安打3打点をマークし、打率.324となっている。