
ナ・リーグ西地区のドジャースは14日(日本時間15日)、本拠地でのロッキーズ戦に5-3で勝利。ムーキー・ベッツ内野手の先制2ラン、大谷翔平投手の6試合ぶり5号アーチなどで主導権を握り、相手打線の反撃を凌いで逃げ切った。
この日のドジャースは10安打を放ち、今季初の二桁安打を記録。精彩を欠いていた重量打線が機能した。球団公式ブログも「攻撃陣に明るい兆し」と報じるなど、調子は徐々に上向いてる様子だ。
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■大谷翔平は6試合ぶり5号アーチ
試合は初回から、ドジャース打線が先制攻撃。先頭の大谷が右前打で出塁すると、2番ベッツが左翼スタンドへの4号2ランを放った。3回裏には、大谷が6試合ぶりとなる5号ソロで追加点。さらに5回裏はウィル・スミス捕手の適時打、6回裏には犠飛で点差を広げた。
投げては、先発のダスティン・メイ投手が6回3安打1失点7奪三振の好投で709日ぶりの勝利。2021年から右肘と右腕の手術、昨季は食事中に急性食道破裂に見舞われる不幸続きだったが、ようやく念願の白星を手にした。
■ベッツは慎重な姿勢崩さず
球団公式ブログは同日、「ドジャース、攻撃陣に明るい兆し」と報道。MVPトリオの大谷、ベッツ、フレディ・フリーマン内野手は、それぞれ3回出塁。大谷は本塁打以外でも2本のフェンス際の大飛球を放つなど3安打、調子が上向いていることを窺わせた。ドジャースは前カードのカブス戦3試合でわずか5得点、打率.200と低迷していた。
この日は、テオスカー・ヘルナンデス外野手が「胃腸炎」による体調不良でスタメンを外れるアクシデントも。本塁打でひまわりの種を撒くお馴染みのセレブレーションは、アンディ・パヘス外野手が代役を務めた。試合後にベッツは、「あまり頑張りすぎず流れに任せるべき。シーズンは長い。いつも通りのプレーをしていれば、良いことが起きるものだ」と慎重な姿勢を崩さなかった。
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