
ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地ドジャースタジアムでのロッキーズ戦に「1番DH」で先発出場。初回の第1打席に今季6号アーチを放った。MLB公式のサラ・ラングス記者は、在籍2年目で早くも球団トップに立っている大谷の本塁打にまつわる記録に注目した。
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■在籍2年目で塗りかえた球団記録とは……
前日の試合では、4打数無安打1四球で快音なしに終わった大谷。この日は序盤から観衆の度肝を抜く特大アーチで、ドジャース打線をけん引した。
ドジャース1点ビハインドで迎えた、初回の第1打席。無死走者なしで大谷は、相手先発ヘルマン・マルケス投手の4球目真ん中ナックルカーブを豪快にフルスイング。角度32度、速度111.0マイル(約178.6キロ)で高々と舞い上がった打球は、右翼スタンド最上段へ飛び込む6号アーチとなった。
飛距離は、この試合最長の448フィート(約136.5メートル)を記録。MLB公式のラングス記者によると、大谷は「ドジャースで445フィート以上の本塁打を12本打っており、これは2015年のスタットキャスト導入以降では、ドジャース選手の中で最多記録になる」とのこと。在籍2年目ですでに球団トップに立っており、この一打で2位に2本差をつけたと投稿した。
大谷は第2打席でも右前適時打を放ち、得点圏で打点を記録。この試合、5打数2安打2打点で打率.288としている。試合は初回の猛攻でドジャースがリードを奪うと、終盤の追い上げを振り切って8-7で逃げ切り。ロッキーズをスイープした。
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