
19日(日本時間20日)からプレーオフが始まり、西カンファレンスで3位に入ったレイカーズは、同6位ティンバーウルブズとの1回戦(7回戦制)に臨む。レイカーズに所属する八村塁が16日(同17日)、プレーオフに向けて意気込みを語った。米複数メディアが伝えている。
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■「膝の状態は良くなっている」
八村は2月27日(同28日)のウルブズ戦で左ひざを負傷し、途中退場。そこから戦線を離脱したが、3月22日(同23日)のブルズ戦で復帰した。
ただ、コートに帰ってきたとはいえ、「(膝の状態は)70~80%。しっかり休養しない限り、100%の普通の状態には戻らないだろう」と語り、シーズン中の完治は難しいと吐露していた。
しかし、今回取材に応じた八村は「膝は間違いなく良くなっている。前に話した時よりもいい感じだ。今はジャンプもできるようになった。あとはうまくコントロールしていくだけ」と明るい表情を見せた。
プレーオフに入ると連戦がなく、膝への負担も軽減する。このスケジュールを八村も歓迎。「休養が取れるし、調整もできる」とし、「ゲーム内容は毎試合変わってくると思う。相手はラインナップを変更するだろうし、我々に対する守り方も変えてくるはず。だから、試合ごとに対応していく必要が生まれる。でも、中2日の試合間隔であれば、その間に調整のための時間ができる。映像を見て分析したり、体を休めたり、色々できるので、すごくいいことだと思う」とコメントした。
■J.J.レディックHCも信頼寄せる
今季レイカーズで3年目を迎えた八村は、ケガに見舞われながらも59試合(57試合先発)に出場し、平均13.1得点、5リバウンド、1.4アシストを記録。チームを率いるJ.J.レディックHCも「スモール戦術を採用する上で、成功のカギはルイが握っている」と信頼感を口にしていた。
プレーオフに入れば、相手ディフェンスはこれまで以上にビッグ3(レブロン・ジェームズ、ルカ・ドンチッチ、オースティン・リーブス)を警戒する。そこで重要性を増すのが、八村らロールプレーヤーたちの活躍になる。
八村もそこは承知しており、「相手はブロン(レブロン)、ルカ、もしかしたらAR(リーブス)にもダブルチームを仕掛けてくるかもしれない。だから、私やドド(ドリアン・フィニー=スミス)、ジャックス(ジャクソン・ヘイズ)、ゲイブ(ゲイブ・ヴィンセント)といった選手たちは、しっかり準備しておかないといけない。彼ら(ビッグ3)をサポートして、シュートを決められるようにしないと。それがチームにとってすごく重要になるので、そこに集中していく必要がある」と気を引き締めた。
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