
ドジャースの山本由伸投手は18日(日本時間19日)、敵地グローブライフ・フィールドでのレンジャーズ戦に先発登板。7回5安打無四球無失点10奪三振の快投で、今季3勝目を挙げた。ここでは、MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』で全102球の球種割合を振り返る。
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■『Baseball Savant』の公式データ詳細

山本由伸、全102球の公式投球データ詳細【4月19日】 MLB公式『Baseball Savant』より引用 作成:SPREAD編集部
この日の山本は、全102球のうちスプリットが31球でもっとも多く、重力含む最大落差は36インチ(91センチ)を計測。フォーシームが30球、カーブ22球、スライダー8球、シンカー7球、カットボール4球の内訳だった。
最速はシンカーで96.2マイル(約154.8キロ)。フォーシームの平均回転数2221rpm(最大2381/最少2039)は、昨季1000球以上投じた右投手の中でメジャー全体137位に位置する。伸びやかな軌道とは裏腹に、回転数は平均よりも少ない特徴を持っている。
スライダーは右打者のみ、左打者には初球から積極的にカーブとスプリットを多投して翻弄。インプレー15球のうち、フライボールはわずか2球とゴロアウトを量産した。102球中68球がストライク。スプリットで4つ、カーブ3つ、スライダー1つ、フォーシーム1つ(計測不明1つ)と多彩な変化球で10奪三振をマーク。強打者の多いレンジャーズ打線を完璧に封じ込めた。
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