
第84回皐月賞(GI、芝2000m)が行われる中山競馬場の馬場情報が20日、JRAより発表された。
中山は芝・ダートともに「良」でスタート。芝のクッション値は「10.6/やや硬め」と前日よりさらに硬化。芝の含水率はゴール前10.8%、4コーナー10.7%と計測された。
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■土曜時点で怪時計連発
今週はCコース替わりの中山芝は土曜時点で芝のクッション値「10.3/やや硬め」。土曜中山5R・3歳未勝利(リバーバレイト)は芝1600m1分32秒0と、前週のニュージーランドT(イミグラントソング)より0秒4速い時計が出た。
土曜中山7R・4歳上1勝クラス(エラン)は芝2000m1分58秒4。9R・袖ケ浦特別(レッドエヴァンス)は芝1200m1分07秒2であり、これは前年の皐月賞当日にサトノレーヴが記録したリステッド競走・春雷Sに0秒1迫る勝ち時計だった。昨年の皐月賞は1分57秒1のレコードを記録。前半1000m57秒5というハイペースがもたらした時計だが、今年も高速決着は濃厚か。
昨年の勝ち馬ジャスティンミラノは前走・共同通信杯を完勝、2着コスモキュランダは1勝クラスと弥生賞で1分59秒台の速い決着に対応していた。3着にはマイラーのジャンタルマンタル。時計勝負に不安のあったレガレイラ、シンエンペラー、アーバンシックはこれらに遅れている。
■持ち時計から浮上の最右翼
今年も高速馬場への適性が求められそうだ。東京の実績で見れば東スポ杯2歳Sのクロワデュノール、アイビーのSをレコード勝ちし共同通信杯を制したマスカレードボール。ヴィンセンシオは葉牡丹賞で中山芝1分58秒8の2歳コースレコードを記録しており、重賞実績から注目の存在。
なお、土曜中山芝の傾向から、2勝を挙げたキングカメハメハ系種牡馬の産駒、そして3勝2着1回のJ.モレイラ騎手にも注目。ここでもドゥラメンテ産駒のマスカレードボールが浮上するほか、7枠のアロヒアリイ、カラマティアノス、ヴィンセンシオの3頭は父または母に内包。このキーワードにドンピシャなのは、父がキングカメハメハ系種牡馬で鞍上J.モレイラ騎手のミュージアムマイルだ。
25年(皐月賞当日)
含水率┗ゴール前=芝10.8%|ダ10.7%┗4コーナー=芝2.2%|ダ2.7%芝のクッション値=10.6[やや硬め]
24年(ジャスティンミラノ)
含水率┗ゴール前=芝12.4%|ダ5.7%┗4コーナー=芝14.1%|ダ5.9%芝のクッション値=9.6[標準]
23年(ソールオリエンス)
含水率┗ゴール前=芝14.9%|ダ13.6%┗4コーナー=芝14.4%|ダ14.1%芝のクッション値=8.0[標準-やや軟らかめ]
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