
大谷翔平投手はエンゼルス時代の2023年に44本塁打、ドジャース移籍1年目の24年に54本塁打を放ち、両リーグで2年連続のタイトルを獲得。今季もここまで21試合の出場で6本塁打を記録し、3年連続本塁打王に向けて上々の出足を見せている。
そんななか、2025年シーズンのナ・リーグでは大本命の大谷を窺う選手が各球団におり、対抗馬が現れるかが注目となってくる。
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■鈴木は日本人右打者初の大台視界
今季開幕から好調のパドレスをけん引するのがフェルナンド・タティスJr.外野手。2021年に42本塁打を放った実績を持つ26歳は、21日(日本時間22日)終了時点で22試合に出場し8本塁打。キャリアハイを更新できれば、大谷の本塁打王に待ったをかける存在になり得る。
現時点で7本塁打を放ち2位タイにつけるのが5選手で、フィリーズのカイル・シュワーバー外野手は2022年のタイトルホルダーで32歳を迎えた今季も長打力は健在。また、今季序盤のサプライズと呼べるのがドジャースのトミー・エドマン外野手で、大谷やテオスカー・ヘルナンデス外野手を上回る29歳が覚醒の時を迎えている。
また7位タイに大谷とともに名を連ねるのが同学年の鈴木誠也外野手で、今季カブスでDHが主となっている30歳は本塁打王争いで上位に顔を出す。2023年に20本塁打、24年に21本塁打と実績を重ねてきた鈴木は日本人の右打者では初の30本塁打超えなるかも期待が高まってくる。
2024年は大谷が54本塁打で他の追随を許さずにタイトルを獲得。今季も大本命に挙がるなか、開幕から好調を維持する各球団のスラッガーたちが大谷に対抗できるかは注目となる。
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