
日本プロ野球選手会は21日、球団別の平均年俸を発表した。1位は巨人の7800万円で、2位がソフトバンクの6956万円。昨季4年ぶりにリーグ優勝を果たした巨人は、およそ1500万円アップで2年ぶりのトップに返り咲いた。もっとも低いのが西武の3744万円で、全球団平均が4905万円となっている。
プロ野球の平均年俸は年々増加傾向にあるが、MLBは今季開幕時点で平均516万ドル(約7億2300万円)に到達。15年間でほぼ倍増しており格差が顕著に。一流選手の海外流出の一因ともなっている。
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■日米で広がる格差
MLBは今季開幕時、選手の平均年俸が初めて500万ドルの大台を突破した。2005年と比較すると20年間でほぼ倍増、メジャーリーグの市場が急速な拡大を遂げてきたことが浮き彫りになっている。
チーム別では、メッツが3億2259万ドルで3年連続トップに。大谷翔平投手擁するドジャースが3億1954万ドルで2位、3位がヤンキースの2億8482万ドルと続く。
選手の平均年俸トップはフアン・ソト外野手の5100万ドル(約71億5000万円)で、ソフトバンクの今季開幕前の総年俸78億7000万円とほぼ同水準。メジャーリーガーの今季最低保証額は、76万ドル(約1億650万円)に設定されている。
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