【MLBニュース1週間】怪物デラクルーズが超人キャッチ、退場王ブーン監督が4年連続トップへ初処分ほか【4月15日～21日】

MLBは21日（日本時間22日）、先週の週間MVPが発表され、ア・リーグはマリナーズのディラン・ムーア内野手、ナ・リーグはパドレスのフェルナンド・タティスJr.外野手が選出された。ユーティリティプレイヤーのムーアはキャリアで初受賞、タティスJr.は4年ぶり自身3度目の受賞となった。

ここでは、先週14日（同15日）から20日（同21日）までに起こったMLBの主要ニュースに注目。目まぐるしく移り変わる、全30球団のトレンドをピックアップした。

◆大谷翔平、開幕序盤で“自己最高”を更新中の「打撃データ3選」　メジャー8年目でも留まらぬ進化

■MLBの話題を一挙に振り返り

15日　アーロン・ジャッジがWBC米国代表の主将に就任

ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が、来春に迫った第6回「ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）」の主将に就任。前回大会では米国代表入りを辞退。米国代表に送り出すアーロン・ブーン監督は「チームUSAのキャプテンにふさわしい顔。素晴らしいリーダーになると思う」と太鼓判を押した。

16日　ジャッキー・ロビンソン・デーが開催

黒人初のMLB選手、ジャッキー・ロビンソンの功績を称えた記念日。今季も全球団が背番号「42」を着用。かつてブルックリン時代にロビンソンが在籍したドジャースは、本拠地バックスクリーン後方にある「センターフィールド・プラザ」のロビンソン像を囲んで、選手や首脳陣らがセレモニーを行った。

17日　“20勝右腕”ストライダー、右肘手術から復帰するも……

右肘手術から復帰したブレーブスのスペンサー・ストライダー投手が、ブルージェイズ戦に今季初登板。5回0／3で97球を投げ、5安打5奪三振2失点のパフォーマンス。2023年の20勝右腕復帰に地元紙はチームの巻き返しに期待を寄せたが、21日（同22日）に右ハムストリング痛により15日間の故障者リスト入り。復帰即、戦線離脱となってしまった。

18日　通算40回目、退場王ブーン監督が今季初の処分に

ヤンキースのアーロン・ブーン監督が、レイズ戦で今季初の退場処分。アーロン・ジャッジ外野手の打席での際どい判定に対して激高、直前には本塁打性の当たりをファール判定されており、堪忍袋の緒が切れたようだ。ブーン監督は現在、退場処分3年連続トップ。今季4回以上を記録すると、実働10年未満の監督としては史上1位のハイペースになる。

19日　ファールが跳ねてフェアに、珍プレーでドジャース勝利

大谷翔平投手が、真美子夫人の出産立ち会いのため今季初めての欠場。先発登板した山本由伸投手は、7回5安打無四球無失点10奪三振の快投で今季3勝目。剛腕ジェイコブ・デグロム投手との投げ合いが話題に。最終回には、三塁線の打球がファールからフェアゾーンへ跳ねて併殺打になる一幕も。幸運も味方しドジャースが勝利した。