総合格闘家の扇久保博正は、自身のYouTube「おぎちゃんねる」で5月4日に東京ドームで開催される「RIZIN男祭り」のメインカード「クレベル・コイケ vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ」の勝敗予想を行い、現フェザー級王者クレベルの1ラウンド一本勝ちと予想した。
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■シェイドゥラエフは「ただのグラップラーではない」
扇久保はフェザー級タイトルマッチについて「シェイドゥラエフを止められるのは、クレベルしかいないと思っていた」と言及。
昨年の大晦日大会でクレベルは前王者・鈴木千裕に勝利してチャンピオンに返り咲き、シェイドゥラエフは元K−1王者の久保優太に対し終始一方的な展開でTKO勝ちを収めた。
扇久保はこのタイトル戦について「打撃がキーになってくる」と予想。グラップラー同士ではあるものの両者の打撃力の高さにも注目し、「距離の取り方とか圧力を掛けるかによって変わってくる」とした。
また、打撃力ではシェイドゥラエフに分があるとし、前回の久保戦で打撃のスペシャリストである久保にパンチを当てていたことにも触れ、「賢いというか……ただのグラップラーではないなと思った」と高評価。「倒せるパンチ。タックルを警戒してるとそれが飛んでくるので、クレベルは全部警戒しないといけない。なかなかヤバい相手」と総合力を絶賛した。
■ピンチを乗り越える精神力と対応力に注目
試合展開については、両者打撃を繰り出しながらの組みになると予想。テイクダウン勝負ではシェイドゥラエフに軍配が上がるとしつつも、扇久保は三角絞めや腕十字など下から極める柔術技がキーになると指摘。
クレベルと同門のホベルト・サトシ・ソウザがムサエフやケラモフに一本勝ちした例を挙げ、「あっち（海外）の選手は柔術系の練習パートナーがあんまりいないんじゃないか」と推察。「クレベルなら下になっても極めるのでは」と予想した。
シェイドゥラエフの戦績はここまで13勝（5KO、一本勝ち8）無敗。2ラウンド以内のフィニッシュ率100%で負けなしの逸材だが、扇久保は「無敗はもちろんすごいが、強みにも弱みにもなる」と断言。
ピンチを経験していない点を指摘し、「（シェイドゥラエフが5万人の観客の前で）ピンチになった時にどういう動きをして、乗り越える精神力があるのか見てみたい。それをクレベルなら引き出せる」とレベルの高い攻防になると展望した。
最終的に扇久保は打撃戦→シェイドゥラエフがテイクダウン→クレベルが三角絞め→シェイドゥラエフが防いだところを片足をとってスイープ→クレベルがマウントからパウンド連打→バックチョークで、クレベル1ラウンド一本勝ちと予想。「会場大爆発です」と壮大なイメージを口にした。
クレベルは無敗の強豪からタイトルを防衛することができるのか。大注目の一戦となる。
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