
MLB公式サイトは22日(日本時間23日)、「今年打率.300が期待できる6人の興味深い選手」と題した記事を掲載。今季開幕直後の活躍から、シーズンで3割超えが期待できる選手を選出している。
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手やポール・ゴールドシュミット内野手など、歴代のMVP選手も顔を出すなか、メジャー移籍2年目でブレイクを見せる韓国選手も名を連ねている。
◆“韓国のイチロー”がいよいよ本領発揮? 2年目は攻守で貢献、快進撃を続けるジ軍のキーマンに
■昨季は左肩負傷で不完全燃焼
2023年オフにポスティングシステムでジャイアンツ入りした李政厚(イ・ジョンフ)外野手。メジャー移籍1年目は左肩を負傷し、37試合出場で打率.262、2本塁打、8打点と不完全燃焼に終わったが、今季は開幕から「3番中堅」として定着。23試合の出場で打率.315、3本塁打、15打点とブレイクの兆しを見せている。
そんな26歳の韓国選手に対して、MLB公式が近年減少傾向にある3割打者の候補としてピックアップ。開幕から高打率を残すヤンキースのジャッジやゴールドシュミット、ガーディアンズのスティーブン・クワン外野手らとともに、イ・ジョンフにも言及している。
記事内では怪我もあり期待に応えられなかった昨年の姿から「ほとんどの評論家はイの存在を忘れていた」としつつも、逆境を覆す開幕からの活躍に「野球界で最も意外性のあるチームのひとつであるジャイアンツでの彼の台頭は、非常にエキサイティングなものとなっている」と評価を与えている。
また、記事内では「これまでの活躍で最も注目すべきなのは打率だけでなく、長打率も優れていることだ」と打率以外のポイントを挙げており、ナ・リーグ首位タイの10二塁打をはじめ、3本塁打や2つの三塁打を記録していることに触れ、「スピード、コンタクト、そして予想以上のパワー。彼が(韓国で)MVPに輝いたのは当然だ」とそのポテンシャルを称賛している。
ジャイアンツの3番として開幕から印象的な働きを見せるイ・ジョンフ。2年目にして本領を発する26歳の“韓国のイチロー”がシーズン通して輝きを放つことができるのか。
◆覚醒のエドマンが見せる驚異のHR量産 “キング”大谷翔平に並ぶ記録的ペース、現地記者も脱帽「この世のものではない」