
オリオールズの菅野智之投手は23日(日本時間24日)、敵地でのナショナルズ戦に先発登板。初回に捕まるも尻上がりに調子を上げ、7回5安打無四球3失点1奪三振の投球を見せた。ここでは、MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』で全94球の球種割合を振り返る。
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■『Baseball Savant』の公式データ詳細

菅野智之、全94球の公式投球データ詳細【4月24日】 MLB公式『Baseball Savant』より引用 作成:SPREAD編集部
菅野が投じた全94球の球種割合は、スプリット29球、スイーパー17球、カットボール16球、シンカー11球、フォーシーム11球、カーブ10球。多彩な変化球を左右の打者で明確に投げ分けた。カットボールとフォーシーム、カーブの3球種は左打者のみに使用。全5安打中4安打と苦戦した左打者に全球種を駆使した一方で、右打者はスプリット、シンカー、スイーパーの3球種だけで1安打に留めた。
初回にナショナルズの若き主砲ジェームス・ウッド外野手に一発を浴びるなど、3失点の立ち上がりだったが、尻上がりに調子を上げて粘りの投球。7回5安打無四球3失点1奪三振と試合を作った。全94球中56球がストライクで、インプレー25球のうち15球がゴロ、10球がフライボール系。95マイル以上の打球「ハードヒット」は8球だった。
フォーシームの最速は94.2マイル(約151.6キロ)をマーク。平均回転数は2380rpm(最大2442/最少2286) で、これは今季メジャーの右投手では全体80位前後に位置する。
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