
ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が先日、地元ラジオ局『KLAC』の番組「ドジャー・トーク」に出演。右翼手から遊撃手へポジションを移した今季について激白し、そのコンバートにおいて重要な役割を果たしたのが、同僚トミー・エドマン外野手だと語った。
◆覚醒のエドマンが見せる驚異のHR量産 “キング”大谷翔平に並ぶ記録的ペース、現地記者も脱帽「この世のものではない」
■人間性に賛辞「とにかく話しやすい」
大谷翔平投手、フレディ・フリーマン内野手とともにドジャースが誇るMVPトリオを形成するベッツ。これまでに右翼手としてゴールドグラブ賞を6回受賞した名手だが、今季は遊撃手としての出場が続いている。
今回のコンバートを前向きに捉えているベッツは「ドジャー・トーク」に出演した際、「遊撃のポジションで練習することが、本当に楽しいんだ。みんながゴルフに行くのと同じように、遊撃手として練習に行くのがうれしい。新しい光が差し込んだわけじゃないけど、違うエネルギーが湧いてきている」と明かした。
そして、ポジション変更がスムーズに進んだ理由として、エドマンの存在を挙げた。この内外野を守れるユーティリティーマンは今季二塁手としての出場が多く、ベッツと二遊間を組んでいる。
ベッツはエドマンについて、「彼はすごくクレバーで、もちろん才能もある。そして、とにかく話しやすい。ちょっと変な質問をしても、『なんでそんなこと聞くの?』とか『それくらいは知っておくべきでしょ』みたいな顔を全然しないんだ」と話し、人間性を称賛。
■「遊撃でのプレーは本当に楽しい」
さらに「彼はただ普通に教えてくれる。答えがシンプルなものなら、シンプルにそのまま言ってくれる。私のことを見下すようなことは絶対にしないし、もちろん他の誰もそういうことはしないけど、特にトミーは本当に話しやすい存在だ。メジャーリーグの遊撃手なら当然知っておくべきことでも、私は経験がまだ浅いから知らないこともある。そういうことも気軽に質問できるし、彼はずっと支えてくれている。打撃も守備も、全部においてだ」と賛辞を贈り続けた。
ベッツはここまで失策を2回犯しているが、安定感を増してきたことは確か。「練習を重ねることは確実に助けになる。失敗をすることもあるし、色々と試すこともあるけど、それらは間違いなく今後に役に立つ。まだ様子を見なければならないが、遊撃でのプレーは本当に楽しい」とし、充実感を漂わせた。
32歳というベテランの域に入ったベッツだが、まだまだ成長意欲は衰えていないようだ。
◆父になった大谷翔平、米記者は打撃不振に懸念示すも……ベッツとテオスカーは「ショウヘイなら大丈夫」と太鼓判
◆大谷翔平は「投打ともにオールスター選手」 ロバーツ監督が二刀流復活の意義を強調 “マウンド復帰はリスキー”とする声に見解