
米スポーツメディア『Athlon Sports』は24日(日本時間25日)、「ロイヤルズの攻撃力不足を改善できる可能性のある外野手3人」と題して記事を公開。外野陣の補強を促し、獲得候補としてレッドソックス吉田正尚外野手の名前も挙げた。昨年10月に右肩を手術し、現在はリハビリ中だが、その打撃センスに期待を寄せていた。
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■ボビー・ウィットJr.と共闘なるか
ロイヤルズは23日(同24日)の試合を終えた時点で、ア・リーグ中地区3位。首位タイガース、2位ガーディアンズを追いかける形となっている。
巻き返しを図る上で懸念材料となっているのが、攻撃力。昨季ア・リーグMVP投票で2位となったボビー・ウィットJr.内野手は打率3割をキープしており、今季も好調なスタートを切っている。しかし、チーム全体としては低調。12本塁打はメジャー30球団で最下位となっており、OPS.610も29位に沈む。
3Aから呼び戻されたドルー・ウォーターズ外野手が、ひとり気を吐いているものの、全員合わせて2本塁打、wRC+52に留まっている外野陣のテコ入れは急務とされている。
そこで『Athlon Sports』は、外野手の獲得候補として3選手をリストアップ。ジョーダン・ウォーカー(カージナルス)、スペンサー・スティア(レッズ)とともに吉田の名前を挙げた。
■右肩手術からの復帰を注視
同メディアは「2023年にレッドソックスに加入して以来、ヨシダは1001打席で打率.285、出塁率.343、長打率.433を記録している」とメジャーでの記録を紹介。そして右肩の手術を受けたことに触れつつ、「今季開幕までの復帰が見込まれていたが、リハビリ中に再び問題が生じたため、復帰時期は不透明な状態となっている」と伝えた。
その上で「注目すべき点として、2024年は外野を守らず、チームの主なDHとして起用されていた。しかし、今シーズンはアレックス・ブレグマン内野手の加入により、ラファエル・デバース内野手がDHに回った。そのため、ヨシダは外野に戻ることが期待されている。ロイヤルズとしては、ヨシダがボストンでプレーに復帰してから動きを見せた方が得策かもしれない」とし、獲得候補ではあるがコンディションを見極めるべきと訴えた。
打撃力は折り紙付きの吉田。貧打ロイヤルズを救う可能性は十分あるが、現在もまだ痛みがあるという肩を治してからの話になりそうだ。
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