
第60回フローラS(27日/GII、東京芝2000m)には、同舞台・フリージア賞勝ちのヴァルキリーバース、クイーンC、フェアリーSで3着と惜しい競馬続くエストゥペンダ、フラワーC3着のゴーソーファーなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「ティラトーレ」を取り上げる。
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■ティラトーレ
GIIIで2着、オープン特別でも3着と今回の出走メンバーの中では実績的に一目置く必要のある同馬。とはいえ、誰もが思っているのではないだろうか。同馬に2000メートルの距離がこなせるのかと……。確かに、これまでの戦歴からもスピード型。それでいて牝馬ながらボリューミーな馬体に太く短い首差し、ワンペース気味で回転力勝負のピッチ走法の持ち主とくれば、これ以上距離が延びることがプラスになるとは言い難い。
ただし、祖母エアデジャヴーは桜花賞3着、オークス2着し、近親には2冠馬エアシャカール、大阪杯連覇のベラジオオペラなどがいる名門出身で、血統背景からは距離をこなせておかしくないのだ。
そしてこの中間は、いつものスパルタではなく折り合い重視のメニューが中心と牧厩舎らしからぬ調整過程。最終追い切りはWコースで年長馬2頭を前に見る形から、滑らかに加速して、直線は外に持ち出されると楽な手応えで並びかけ、5F68秒7-11秒7を馬なりでマークして併入とした。終始手応えに余力を残し、数字以上の迫力。決して諦めない不屈の鞍上も不気味で注目に値する。
総合評価「A」
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